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俺が32歳のとき、
私の思い出をはじめた。
なんとなくだ。

そして、
こんなに長くやるなんて
結成当初は俺も誰も
考えていなかったが、
来年で10周年。

俺だけ他のメンバーとは
10歳近く離れている。

しかし、9年バンドを
続けてきたので
メンバーも結成時の
俺ぐらいの年齢になった、
ということだ。
なんということだ！
若くて有望なヤツら
だったはずが、
そのへんのおっさんに…
だとすれば、
芽を摘んだのは俺か。
俺は草刈りキングなのか。
すまんな。

はい。
活動していく中で
年上の人と一緒にやる苦労
というものもあるだろう。
理不尽だ、
と思ったこともあるだろう。

しかし、それでも
バンドが続いてきたのは、
面白くなかったことより
面白かったことが
多かったからに違いない。
ちょっと強引かね？

先日、台湾に行った。
打ち上げでシュノーケルと
話しこんだ。
98パーセントは
しょうもない話。
だが、彼らは
「バンド10年やるのは大変」
「10年持たずに1回休んだ」
という話もして、
それは印象に残っている。
シュノーケルは
私の思い出よりはるかに
実績のあるバンド。
アホでハッピーそうな
3人やけど、
ここに至るまでは
そりゃあもう
いろいろあったんやろなー
(注 褒めてるつもり)


ちょっと周りを見てみれば
10年持たずに解散、活休
といったバンドの多いこと。

別に続いたからといって
優れている、
とはまったく思わないけれど
なぜか私の思い出は
よく続いたな。
初めて磔磔でやったとき
「今度のバンドは続けてくださいよー」
と、しのやんさんに言われた。
いやぁ、続いてますね俺たち。
なんかしら続く理由、魅力が
それぞれにあったんでしょうな。
俺は今も昔もこのバンドは
やってておもろいよ。
だって、
おもんなかったらやめるしな。
俺、おもんなかったら
バイトとかすぐやめるし。

というわけで
今も続いてるって、
おめでたいやん？
しかももうすぐ10周年。


オリンピックだって
ずいぶん前から
盛り上がってるんだし、
ちょっと早いけど
8/16(金)磔磔ワンマンから
私の思い出10周年期間を
スタートすることにしたぜ。

磔磔ワンマンは
その記念すべき第一歩だ。

いまの私の思い出を
100パーセント出し切りたい
と思ってます。
メンバーと一緒に
一生懸命がんばります！
よろしくアドベンチャー！

私の思い出 登山正文