お願いフルーツ「その他」

鼻という字は

鼻という字は
香港のデモが暴動と化した頃、
いまのようなカタチで
マスク需要が高まるとは
誰が考えていたでしょう。

当時香港では
顔を隠すマスクが
禁止されていました。
いまはどうなっているのでしょう。

この非常事態に
いまだに顔を隠すマスクはダメ!
と言っているのでしょうか。

だとすれば、
滑稽ですらありますが、
その滑稽さを笑うに笑えない
日本の学校の現状です。
なにせ、
マスクは白でなくてはいかん、
などという学校があるのですから。

とんでも校則というものが、
昨今問題にされていますが、
そんなレベルではないでしょう。
人の命がかかっているなかで
果たしてマスクの色を
気にしている場合なのかしら。

何かとマスクが世間を賑わす
令和2年のコロナ禍ですが、
マスクに隠れる「鼻」について、
先日、何新聞か忘れましたが、
興味深いことが掲載されていました。

「鼻」という字には
「自」という字が隠れていますが、
もともと、「自」という漢字は
「鼻」を意味していたらしい。
ところが、自分のことを言うとき、
鼻を指して表したことから、
次第に「鼻」ではなく、
「おのれ」「みずから」などの
意味で使われるように
なったそうです。

そう考えると、
鼻にかけたり、
鼻が高かったり、
鼻白んだり、
鼻というのは、
何かと自分の感情に
左右されがちですね。

近頃はSNSなんかで、
自分の主張ばかり繰り返し、
他人を貶めるような人が
多いようですが、
マスクで鼻を隠すみたいに、
少し自己主張も
ひっこめてみても
いいのかもしれません。

いや違うな。
ひっこめなくてもいいから、
他人の主張も聞かないとね。
その場合はマスクで
自分を隠すことなく、
胸襟を開きあって。
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