お願いフルーツ「その他」
シフティングベースライン症候群
絶滅が心配されている
ニホンウナギの稚魚、
シラスウナギが
今年は「豊漁」だったらしい。
水産庁のデータで
去年11月から
今年1月までの採捕量が8.9トン。
前の年の同じ時期の
90倍だったそうです。
しかし、
果たして本当に
これを「豊漁」としてもよいのか。
シラスウナギの採捕量は
1960年頃、
年間250トン近くありました。
以降、急減したものの、
80年代でも30トンほどは
獲れていたらしい。
それがここ10年ほどは
5トンから20トンほどの間を推移。
今年「豊漁」とされた8.9トンは
最盛期の数十分の1という状況下、
少し数字が上向いただけです。
漁業資源学の世界では、
このように
基準とするラインを
変えてしまうことを
シフティングベースライン症候群と
呼ぶのだそうです。
下請けの会社に
仕事を発注する際の金額でも
似たようなことが起きますね。
最初は月に100万円だったものが、
次第に下がっていき、
月20万円になってから、
「今月は少しサービスしときました」と30万円支払われたら、
果たしてそれは
本当にサービスなのでしょうか。
後半はあくまでフィクションですが
よくある話にも思えます。
シフティングベースライン症候群の
ことを知ったとき、
真っ先に想像した作り話でした。
ニホンウナギの稚魚、
シラスウナギが
今年は「豊漁」だったらしい。
水産庁のデータで
去年11月から
今年1月までの採捕量が8.9トン。
前の年の同じ時期の
90倍だったそうです。
しかし、
果たして本当に
これを「豊漁」としてもよいのか。
シラスウナギの採捕量は
1960年頃、
年間250トン近くありました。
以降、急減したものの、
80年代でも30トンほどは
獲れていたらしい。
それがここ10年ほどは
5トンから20トンほどの間を推移。
今年「豊漁」とされた8.9トンは
最盛期の数十分の1という状況下、
少し数字が上向いただけです。
漁業資源学の世界では、
このように
基準とするラインを
変えてしまうことを
シフティングベースライン症候群と
呼ぶのだそうです。
下請けの会社に
仕事を発注する際の金額でも
似たようなことが起きますね。
最初は月に100万円だったものが、
次第に下がっていき、
月20万円になってから、
「今月は少しサービスしときました」と30万円支払われたら、
果たしてそれは
本当にサービスなのでしょうか。
後半はあくまでフィクションですが
よくある話にも思えます。
シフティングベースライン症候群の
ことを知ったとき、
真っ先に想像した作り話でした。