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歩行者を優先してほしい

歩行者を優先してほしい
信号機のない横断歩道を
渡ろうとしている歩行者が
近づいてくる車に対して
手を上げても
7割以上の車が
道を譲っていないことが
自動車安全運転センターの調査で
わかりました。

去年12月から今年1月、
埼玉県内の小中学校や
駅の近くにある
信号機のない横断歩道10箇所で
乗用車やトラック、
タクシー、バスの日中の状況を
調査したそうです。

道路交通法は
横断歩道での歩行者優先を
定めています。
歩行者や自転車が
いないことが明らかな場合以外は
車は本来、
減速しないといけません。

歩行者や自転車が
横断しようとしたり、
横断していたりする際は、
一時停止する必要があります。

ところが、
調査で歩行者役を演じた人が
横断歩道を渡ろうと、
手を上げた際に
通りかかった516台のうち、
減速や停車したのは
124台で全体の24%。
歩行者が車のほうに
顔を向けただけの場合は
693台のうち95台で全体の13.7%。
車のほうを見ないまま
立っているときは、
752台のうち96台で
全体の12.9%ちとどまりました。

いずれも、
ドライバーが歩行者に
気づいているのに無視したか、
気づかなかったのかは不明。

車と歩行者、
どちらが強い力を持つかは
言うまでもありません。
本来優先されるべき、
力を持たない者を差し置いて、
力の強い者の主張が
まかり通ってしまうのは、
車と歩行者の関係だけでは
ないような気がしますね。

私には
車と歩行者の関係が、
力の強い者のゴリ押しが、
力を持たない者に
忖度を強いるという、
現代社会の
縮図のように見えるのです。
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