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洗濯機の愛称

洗濯機の愛称
洗濯に欠かせないのが洗濯機。
ヨーロッパでは
ペストなどの伝染病が広まった際、
流行を防ぐため、
カマドで熱湯を沸かし、
その中で洗濯物を木の棒で
かきまわして洗う習慣が
普及しました。
ただ、この作業、
どう考えても厄介ですよね。
やけどをしてしまう恐れもあります。
このため、洗濯ができる機械を
求める需要が高まりました。

こうしたニーズの高まりから
完成したドイツなどの
初期の洗濯機は、
樽などの容器を
横向きにしたものに
お湯と洗濯物を入れ蓋をして、
容器に付いたハンドルを手で回し、
中身をかき混ぜる方式でした。
 
日本はといいますと、
1928年・昭和3年、
東芝の前身「東京電機株式会社」が、
アメリカはシカゴの
ハレー・マシン社の
「ソアー」という洗濯機の
輸入販売を開始。
日本産第一号は1930年、
昭和5年に
コチラも東芝の前身です・・
芝浦製作所から攪拌式洗濯機
「ソーラー」が販売されました。
その後、時は流れ、
1953年・昭和28年、
三洋電機から現在の洗濯機の
原点ともいえる噴流式洗濯機が
低価格で発売され、
一気に普及しました。
 
そんな洗濯機の「愛称」について、
5月8日の京都新聞に
掲載されていました。
例えば「青空」「白い約束」・・
このあたりは突き抜ける青い空や
白い入道雲など、
洗濯日和を連想させる
ネーミングですね。
1987年に発売された洗濯機には
「静御前」という
名前のものもあります。
コチラは音がしない
「静かな洗濯機」というのが
セールスポイントで、
洗濯機を回しても
すやすや眠り続ける
赤ちゃんのテレビCMが
印象的でした。
ほかには「琵琶湖」や
「うず潮」「千曲」なんていう
ネーミングもあります。
 
また、「愛妻号」「ママ思い」
「ママトップ」「ニューミセス」
といったネーミングからは、
「洗濯機はママが使うもの」という
イメージがうかがえます。
 「ママ思い」というのなら、
おまえが洗濯せんかい!
という声もいまなら
上がりそうな気もします。

愛称一つとっても、
時代が反映されるものですね。
 
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