お願いフルーツ「その他」
ソバーキュリアスと『しらふで生きる』
外出自粛を余儀なくされるなか、
リモートワークと共に
広がりを見せたのが
「オンライン飲み会」。
酒飲みは何かと理由をつけて、
酒を飲みたがるものです。
人生にはお酒が美味しい場面が
2通りあるそうです。
1つは遠くから懐かしい友人が
訪ねてきたとき。
もう1つは友人が
訪ねてこなかったとき。
こうした類の
お酒に関するジョークは
古今東西を問わず、
いろいろあるようです。
例えばロシアには
こんなジョークがあります。
ロシアでウォッカの消費量が
一番少ないのは何月でしょう?
答えは2月。なぜなら、
日数が一番少ないからだそうです。
そんなお酒ですが、
最近は 飲めるけど、
あえて飲まないという方も
増えています。
英語では酔っていない状態、
つまりシラフのことを
Sober(ソバー)といいますが、
最近は このソバーという
言葉を使った
ソバーキュリアスという表現が
注目されているようです。
ソバーキュリアスの
キュリアス(curious)は
「好奇心をそそる」というような
意味の言葉で、
「ソバーキュリアス」は
直訳すると「飲まないことを好む」。
お酒を飲めるけど、
あえて飲まないことを
「ソバーキュリアス」と
いうんだそうです。
近年アルコール離れは
進んでいるようで、
国税庁の調べでは
1996年度の
約966万キロリットルから、
2017年度の
約837万キロリットルまで低下。
厚生労働省の調査では、
ほとんど飲めない・飲まない人の
割合は2007年と
2017年とを比べると、
20代男性は約4割から約5割へ、
30代男性では
約3割から約4割へ増えました。
週3日以上飲酒する
飲酒習慣のある人は20代男性で
1997年には31%いましたが、
2017年には16%まで下がっています。
「ソバーキュリアス」といえば、
最近話題になっているのが、
町田康さんのエッセー
『しらふで生きる』。
町田康」さんは、
無類のお酒好きとして知られていて、
30年もの間、ほぼ毎日、
お酒を飲んでいたそうですが、
2015年の大晦日に禁酒を決意。
その酒浸りの日々から
抜け出した苦闘の日々を
コミカルに書いたエッセーが
『しらふで生きる』です。
昨年秋に発売され、
セールスが好調なんだそうです。
30年もの間、
お酒を飲み続けていた町田さんは、
いかにして
お酒をやめたんでしょうか。
ストレスを発散したい!
という時など、
お酒を飲みたいことも
あるはずですが、
そうした時の対処方なんかも、
このエッセーには書かれています。
町田康さんが言うには、
「自分を普通以下のアホ」なんだと
思えばいいんだそうです。
お酒を飲む理由の一つに
「この偉いオレがなんで
報われないのか」という
「不満の解消」があるため、
最初から
「自分は普通以下のアホ」と
考えることで、
不満を持たないようにできる、
ということです。
それでも
「いや、自分は普通以上に賢い」と
思う人は、
「普通の水準」を高めに設定すれば「謙虚」になることができ、
うっぷんも
たまらなくなるといいます。
このように、
自分の経験を踏まえながら、
お酒を遠ざけるには
どうすればよいか?が、
「町田節」とでも
表現したくなるような、
独特の語り口で綴られています。
お酒をやめたい、という
人でなくとも、
他人に対して、
「こうあるべき」みたいなことで
やたらと怒りを
増幅させてしまうタイプの人なんかは
読んでみると、
力が抜けていいかもしれません。
リモートワークと共に
広がりを見せたのが
「オンライン飲み会」。
酒飲みは何かと理由をつけて、
酒を飲みたがるものです。
人生にはお酒が美味しい場面が
2通りあるそうです。
1つは遠くから懐かしい友人が
訪ねてきたとき。
もう1つは友人が
訪ねてこなかったとき。
こうした類の
お酒に関するジョークは
古今東西を問わず、
いろいろあるようです。
例えばロシアには
こんなジョークがあります。
ロシアでウォッカの消費量が
一番少ないのは何月でしょう?
答えは2月。なぜなら、
日数が一番少ないからだそうです。
そんなお酒ですが、
最近は 飲めるけど、
あえて飲まないという方も
増えています。
英語では酔っていない状態、
つまりシラフのことを
Sober(ソバー)といいますが、
最近は このソバーという
言葉を使った
ソバーキュリアスという表現が
注目されているようです。
ソバーキュリアスの
キュリアス(curious)は
「好奇心をそそる」というような
意味の言葉で、
「ソバーキュリアス」は
直訳すると「飲まないことを好む」。
お酒を飲めるけど、
あえて飲まないことを
「ソバーキュリアス」と
いうんだそうです。
近年アルコール離れは
進んでいるようで、
国税庁の調べでは
1996年度の
約966万キロリットルから、
2017年度の
約837万キロリットルまで低下。
厚生労働省の調査では、
ほとんど飲めない・飲まない人の
割合は2007年と
2017年とを比べると、
20代男性は約4割から約5割へ、
30代男性では
約3割から約4割へ増えました。
週3日以上飲酒する
飲酒習慣のある人は20代男性で
1997年には31%いましたが、
2017年には16%まで下がっています。
「ソバーキュリアス」といえば、
最近話題になっているのが、
町田康さんのエッセー
『しらふで生きる』。
町田康」さんは、
無類のお酒好きとして知られていて、
30年もの間、ほぼ毎日、
お酒を飲んでいたそうですが、
2015年の大晦日に禁酒を決意。
その酒浸りの日々から
抜け出した苦闘の日々を
コミカルに書いたエッセーが
『しらふで生きる』です。
昨年秋に発売され、
セールスが好調なんだそうです。
30年もの間、
お酒を飲み続けていた町田さんは、
いかにして
お酒をやめたんでしょうか。
ストレスを発散したい!
という時など、
お酒を飲みたいことも
あるはずですが、
そうした時の対処方なんかも、
このエッセーには書かれています。
町田康さんが言うには、
「自分を普通以下のアホ」なんだと
思えばいいんだそうです。
お酒を飲む理由の一つに
「この偉いオレがなんで
報われないのか」という
「不満の解消」があるため、
最初から
「自分は普通以下のアホ」と
考えることで、
不満を持たないようにできる、
ということです。
それでも
「いや、自分は普通以上に賢い」と
思う人は、
「普通の水準」を高めに設定すれば「謙虚」になることができ、
うっぷんも
たまらなくなるといいます。
このように、
自分の経験を踏まえながら、
お酒を遠ざけるには
どうすればよいか?が、
「町田節」とでも
表現したくなるような、
独特の語り口で綴られています。
お酒をやめたい、という
人でなくとも、
他人に対して、
「こうあるべき」みたいなことで
やたらと怒りを
増幅させてしまうタイプの人なんかは
読んでみると、
力が抜けていいかもしれません。