お願いフルーツ「その他」
『愛と死』とパンデミックを生きるヒント
武者小路実篤が
1939年に発表した小説『愛と死』。
1885年に生まれた武者小路実篤は、
1910年(明治43年)に
友人であった志賀直哉らと
雑誌『白樺』を創刊し、
以後60年余りにわたり、
文学活動を続けました。
上記のようなWikipedia的知識は
わざわざここに
書くまでもないんですが、
よく知らない人に対しての
最低限の礼儀であるような気もして
その辺りの匙加減は難しいですね。
なんにせよ、
知らない人を上から見下して、
知ってる人同士で盛り上がるノリが
私は激しく嫌いです。
さて。
『愛と死』は
武者小路実篤の代表作の一つ。
小説家の主人公と
活発で美しい友人の妹は、
お互いに惹かれ合い、
将来、結婚することを誓います。
結婚の前に主人公は
フランスへ旅行することになり、
帰国したら二人は
結婚することになっていました。
ところが・・
物語には最初から
愛ばかりが溢れていて、
のろけを聞かされているような
気分になるほどなんですが、
タイトルは『愛と死』なんです。
読む前から、
すでに誰かが死に至ることは
タイトルから明らか。
そのうえ、主要な登場人物は
主人公か彼のフィアンセだけ
ですので、
もう途中からは「いったい、
どちらが・・」という気持ちで
読み進めていくことになります。
やがて、
やはりどちらかいっぽうが、
命を失うことになるのですが、
作者自身、作中の二人に
与える運命に涙をこぼしながら、
執筆をしたという
逸話も残されています。
そのどちらかいっぽうを
「死」に至らしめるのが、
「スペイン風邪」です。
スペイン風邪は
第一次世界大戦中の
1918年に始まったパンデミックです。
世界の死者は推計で4000万人から5000万人ともいわれています。
新型コロナウイルスの感染拡大が、
パンデミックとされて以来、
同じパンデミックとされた
スペイン風邪の時代について、
各方面で
クローズアップされています。
読んでみると、
パンデミックの時代を生きる
ヒントが見つかるかもしれません。
ちなみに
私は見つけられませんでしたが
面白かったです。
1939年に発表した小説『愛と死』。
1885年に生まれた武者小路実篤は、
1910年(明治43年)に
友人であった志賀直哉らと
雑誌『白樺』を創刊し、
以後60年余りにわたり、
文学活動を続けました。
上記のようなWikipedia的知識は
わざわざここに
書くまでもないんですが、
よく知らない人に対しての
最低限の礼儀であるような気もして
その辺りの匙加減は難しいですね。
なんにせよ、
知らない人を上から見下して、
知ってる人同士で盛り上がるノリが
私は激しく嫌いです。
さて。
『愛と死』は
武者小路実篤の代表作の一つ。
小説家の主人公と
活発で美しい友人の妹は、
お互いに惹かれ合い、
将来、結婚することを誓います。
結婚の前に主人公は
フランスへ旅行することになり、
帰国したら二人は
結婚することになっていました。
ところが・・
物語には最初から
愛ばかりが溢れていて、
のろけを聞かされているような
気分になるほどなんですが、
タイトルは『愛と死』なんです。
読む前から、
すでに誰かが死に至ることは
タイトルから明らか。
そのうえ、主要な登場人物は
主人公か彼のフィアンセだけ
ですので、
もう途中からは「いったい、
どちらが・・」という気持ちで
読み進めていくことになります。
やがて、
やはりどちらかいっぽうが、
命を失うことになるのですが、
作者自身、作中の二人に
与える運命に涙をこぼしながら、
執筆をしたという
逸話も残されています。
そのどちらかいっぽうを
「死」に至らしめるのが、
「スペイン風邪」です。
スペイン風邪は
第一次世界大戦中の
1918年に始まったパンデミックです。
世界の死者は推計で4000万人から5000万人ともいわれています。
新型コロナウイルスの感染拡大が、
パンデミックとされて以来、
同じパンデミックとされた
スペイン風邪の時代について、
各方面で
クローズアップされています。
読んでみると、
パンデミックの時代を生きる
ヒントが見つかるかもしれません。
ちなみに
私は見つけられませんでしたが
面白かったです。