お願いフルーツ「その他」

給料日翌日記念にお金のお話

給料日翌日記念にお金のお話
昨日は25日。
給料日だったという方、
多いのではないでしょうか。
一か月頑張った証でもあるお給料、
汗水たらして得た報酬、
やっぱり大切に使いたいものです。
いっぽうで、
賭けマージャンやら
ギャンブルやらで勝った利益は、
「棚ボタ」と考え、
散財しがちかもしれません。
行動経済学の権威で
ノーベル経済学賞を受賞した
リチャード・セイラー氏は、
この心理のことを、
「メンタル・アカウンティング
(心の会計)」と名付け、
不合理な人間の振る舞いについて
研究しています。
例えば他にも、
多めに徴収された税金が、
のちに還ってくると、
人々は案外、無頓着に
使ってしまうといいます。

以上は6月19日付け
日本経済新聞の
コラムを参考にいたしました。
 
お金はお金です。
誰からどうやって
手に入れたとしても、
価値は変わらないはずなのに
不思議なものですね。

そういえば、
じゃりン子チエで
チエの父親のテツが、
「金を区別するな」と
言っていましたが、
やはり一般的な感覚として、
汗水垂らして手に入れた金と、
ギャンブルで儲けた金では、
有り難みが違いますよね。

そんなお金の不思議な力を
 信じていた人物に、
小説家の内田百閒がいます。
6月19日付け
「熊本日日新聞」のコラムによると、
内田百閒は借金に関する随筆を
多く残していて、
金のありがたみが分かるから、
借りるなら、
金持ちからではなく
貧乏仲間から拝借したいと
独特の哲学を披露しています。

また、
金は物質ではなく
単なる観念であるとも語っていて、
これは非常に難しい話なのですが、
内田百閒いわく、
「受け取る前は持っていない。
だが、金に対する憧れがある。
使った後も持っていない。
悔恨が残っているだけ。
過去が直接未来につながり
現在が存在しないように、
金も世の中に存在しない」そうです。
 
所詮消えゆくはかないものに
人はどうして、
群がるものなのでしょうか。
浜田省吾も
金が人を狂わせると
歌っておりました。

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最高の女と
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