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雨いろいろ

雨いろいろ
6月17日の「長崎新聞」によると、「好雨(こうう)」は、
「程よい時に降る雨。
よい潤いをもたらす雨」で、
同じ読み方でも「膏雨」は、
「草木を育成させる、
程よい雨」のことをいうそうです。
恵みの雨というのは、
膏雨なのかもしれません。

日本は古くから、
恵みの雨に助けられ、
激しい雨には悩まされてきました。
近年は「ゲリラ豪雨」の
発生する機会が増えています。
こんなことを書いているいまも
現在進行形で、
雨の野郎が日常を
壊しにかかっていやがります。
どうしていつもみたいに
優しくしてくれないんだ。

雨の量については
‪1時‬間に何ミリという表現を
よく耳にします。
たくさん降るんだろうけれど、
正直ピンとこないんですよね。

気象庁の「雨の強さと降り方」に
まつわる用語によると、
例えば、‪1時‬間に
30ミリ以上50ミリ未満の
激しい雨は、
「バケツをひっくり返したように
降る雨」で、
「傘をさしていても
濡れるほどの雨」であり、
「道路が川のようになる」そうです。

また、高速道路の走行時は、
車輪と路面の間に水の膜が生じ、
ブレーキが効かなくなります。
自動車講習の際に覚えた
「ハイドロプレーニング現象」です。

さらに雨量が増え、
‪1時間の雨量が50ミリ以上になると「滝のように降る」、‬
80ミリ以上になると
「息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる」となります。
こうなると、
「傘は全く役に立たなくなり」、
「水しぶきであたり一面が
白っぽくなり、
視界が悪くなる」ので、
当然、「車の運転は危険」です。

毎年毎年、危険な雨がやってくる。
注意じゃ足りず、
警戒でも物足りず、
特別警戒しても、
さらにその上をいく大雨が、
毎年のように降りやがる。
このうえ、どんな風に
言葉を積み重ねていけば、
あいつらに見合うのでしょうか。

好雨や膏雨で喜ばせてほしい。
同じ雨のくせに、
もう嫌いにさせないでほしい。

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