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読書の記録 北方謙三『水滸伝』17巻

読書の記録 北方謙三『水滸伝』17巻
ついに童貫元帥が動きます。
薫平率いる双頭山を
攻めるわけですが、
私、この薫平のことが、
すごく好きなんです。

原典では終盤に出てきて、
なんか凛々しいイメージで、
昔ハマりまくった
『水滸伝〜天命の違い〜』
っていうゲームのなかでも、
能力値が全体的に高く、
花栄とともに、
仲間にできたら嬉しい武官でした。

その薫平が、
北方水滸伝では、
童貫の強さの引き立て役でしかなく
そこに関しては、
非常に残念なところです。

ところで、
先週確か、
候健の死に際のことを
書いたと思いますが、
私の勘違いで、
候健が死んだのは
どうやらこの巻だったようです。
なんにせよ、
最後に候健が
高俅を罵倒しまくる場面は、
全巻通して屈指の名場面です。

致死軍と高廉軍の死闘も
大詰めを迎え、
あの魯達が死期を迎えるなど、
物語が徐々に終わりへと
向かっていくことが実感でき、
寂しさを感じる17巻です。
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