お願いフルーツ「その他」

Do you know 丑の日?

Do you know 丑の日?
今日は土用の丑の日です。
今朝三条会商店街のあたりは
割と広い範囲で
うなぎの匂いがしておりました。
食欲をかきたてるあの匂い、
たまりませんね!
 
石麻呂に われもの申す 夏痩せに
よしと云うものぞ 鰻取りめせ
 
万葉集にある大伴家持の和歌です。
「石麻呂に私は申し上げたい。
夏痩せによいというものですよ。
鰻をとって召し上がりなさい。」
この歌からは奈良時代に
夏の栄養源として
ウナギが食されていたことが
わかります。
「夏痩せによしといういうものぞ」
とあるように、
当時も夏痩せに効く
滋養のある食べ物・・
という位置づけだったようですが、
これが土用の丑の日に結び付いたのは江戸時代のことといわれています。
 
一説によると、
これは有名な話だと思いますが、
鰻屋さんから
「夏に売り上げが落ちる」と
相談を受けた
蘭学者の平賀源内が店先に、
「本日丑の日
土用の丑の日うなぎの日
食すれば夏負けすることなし」
という看板を立てたら
大繁盛したことで、
ほかの鰻屋さんも
マネするようになったんだそうです。

この「本日丑の日」の看板は
「日本初のコピーライティング」
ともいわれています。
 
7/8「茨城新聞」より
そんなウナギの食べ方の一つに
「丼」があると思いますが、
7月8日の茨城新聞に
うな丼の始まりに関する
逸話が掲載されていました。

江戸時代、
大久保今助という富豪が
現在の茨城県内にある故郷に
舟で帰る途中、
湖の畔のお茶屋で
ウナギの蒲焼とご飯を注文しました。
注文の品がようやく
運ばれてきた矢先に
「船が出るぞ~」の呼び声があり、
あわてた今助は
蒲焼をとっさに丼飯の上に載せ、
その皿でしっかりと蓋をして
舟に飛び乗りました。
 
舟が対岸に着いて今助が蓋を取ると、
ウナギはふっくら蒸しあがり、
ご飯にはたっぷりのタレがかかり、
これが絶品!
その話を伝え聞いた
お茶屋のご主人が
地元の名物として売り出したところ、
大人気となったといわれています。

確かコーラやポテトチップスにも
似たようなエピソードが
あった気がしますが、
ハプニングやアクシデントを
ものともしない、
災い転じて福となすその力、
アドリブ力なんでしょうか。
常日頃から柔軟な姿勢でものを捉え、
いざというときには
おもいきった行動に出るというような
態度こそが、
新しい発見、発明に
つながるのでしょうね。

それはともかくとして、
めちゃくちゃウナギが食べたい。
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