京都フルーツ

御手洗祭のない夏

御手洗祭のない夏
冷たい泉ではなく池に素足を浸す、
下鴨神社の御手洗祭。

いくつも恋して、
順序も覚えて、
キスも上手くなりましたが、
初めて足をつけるときは
いつも震えます。
毎年、予想以上に冷たいからです。

ハワイが1cmずつ
日本に近づいてるのと同じように、
御手洗池の水も毎年少しずつ、
冷たくなっているようです。

年中行事って、
一度行ってしまうと、
その後も毎年行かないと
落ち着きません。
京都はまさに「年中」、
どこかで行事があるので、
全部に行っちゃうと、
自分の行動が大きく
制限されてしまう。

でも、昔の人たちは、
あえて、そうすることで、
大人になっても自分を律し、
「生かされている」と
謙虚になっていたのかも。

そんなことを考えておりました。


ここまで
2年前の今日書いた日記です。
今年は御手洗祭が中止になりました。
それどころか、
あれもこれも、
あの祭りもあの年中行事も
み〜んな中止したり、
規模を縮小したり、
一般人が参加できなくなっていたり。

当たり前のように
存在していた頃の日記が
やけに悲しいのです。

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