お願いフルーツ「その他」
田舎のおばあちゃんとマジの風と
お天気に関する言い伝えや
経験則に基づくコトワザのことを
「観天望気」「天気俚諺」などと
いいますが、宮崎県には
「田舎のばあさんと
マジの風は手ぶらじゃ来ない」
というものがあるそうです。
「マジの風」は「南風」のことで、
「マジの風」は
必ずといっていいほど
雨雲を連れてくるんだそうです。
それが田舎のおばあさんが、
いつもお土産を持って
遊びにくるようだ・・
というところから、
「田舎のばあさんと
マジの風は手ぶらじゃ来ない」
となったそうです。
「田舎のばあさん」という
身近な存在で例えることによって、
より生活に密着した感じが出ますね。
難しい気象用語が並んでいるよりも、
対処の仕方が
わかりやすいような気もします。
高級車のCMで、
聞きなれない
カタカナばかりが羅列されていて、
何を言っているのか、
さっぱりわからないものが
あるのですが、あのCMの場合は、
私のような「わからない人間」を
顧客に想定していませんから、
わかる人に伝わるように、
符牒のようなCMに仕上げても
なんら問題はないと思いますが、
(むしろ、一般の者どもには
わからない・・
ということが
わかる人たちにとっては、
一種のステータスと
なるのかもしれない)
天気の場合は誰もが
平等にわかる必要があります。
「観天望気」「天気俚諺」
というものが生まれるのも、
誰もが等しく
知らなければならないからでしょう。
例えば、
ツバイツクストロムナスが
アレンダーキーして
イカロスになるから、
今日の天気は
ラインハラストリーミングスである
などと言われても、
気象予報士が唸っているだけでは
なんの意味もないのです。
誰に何をどう伝えたいのか?
によっても
言葉は変わるものなのです。