お願いフルーツ「その他」

ウトガリアは東欧の小国

ウトガリアは東欧の小国

甲子園球場で
昨日まで行われていた
高校野球交流試合、開会式で
主催者の方が
球児たちに問いかけていたそうです。

「ありがとうの反対語を
知っていますか?」

球児は自信まんまんに答えました。
「うとがりあ」。

片仮名にすると「ウトガリア」。
どことなく
東ヨーロッパの国のように見えます。
ブルガリア、ルーマニア、
ウトガリア。
3つ並べればますます、
そう見えてきます。

すっかり話が
ウトガリアしてしまいました。
なんて使い方をすれば、
意味はわからなくても、
十中八九「横にそれる」という
意味で使っているのだろうと
想像はできますね。

すみません。
本当の答えは「当たり前」です。
今夏の大会は例年なら
「あるのが当たり前」である
入場行進も、
ブラスバンドの応援も
歓声もないなかでの
開催となりました。
いつもの「当たり前」の
「ありがたさ」を
感じた球児も
多かったのではないでしょうか・・

この「当たり前」という言葉も
しかしながら、
なかなかウトガリアなものでして、
(こんな使い方もできちゃう!)
時代とともに
変わっていくものでもありますよね。

新型コロナウイルスが
猛威を振るういまは、
まさに以前の「当たり前」が
各方面で揺れていますが、
日本の歴史を見ても、
私たちが子供の頃に勉強した
「従来の説」と、
「最新の説」では
変わっていることが
けっこうあるので驚きます。

明智光秀なんて、
裏切者の代名詞でしたが、
いまや、すっかり
そういったイメージは
払拭されつつあります。
鎌倉時代のはじまりも、
いまでは1192年とは
教えていないらしいですね。

「当たり前」というのは、
こうして変わっていくものなのです。
しかし、いっぽうで、
こんなデータもあります。
これは8月13日の京都新聞からです。

京都市では5年に一度、
家庭や職場、学校、
地域での性差別の実態や
市民の意識を調べるため、
18歳以上の男女3000人を対象に
アンケート調査を実施しています。
昨年度に実施された調査では、
約860人から有効回答が
寄せられたそうなんですが、
(3000分の860は
多いのか少ないのか・・)
その調査では京都市内の自治会や
町内会の約半数が、
女性にお茶くみや
食事の用意を任せている・・
という実態が明らかになりました。

調査では自治会や町内会で、
「お茶入れや食事の準備などは
女性がしている」
と回答したのが55.1%。
2014年の「58.6%」、
2009年の「64.3%」に比べると
減っていますが、
それでもまだ、
半数以上を占めました。
1986年に施行された
「男女雇用機会均等法」により、
お茶くみを女性に任せることは
「違法」とされ、
企業や役所で是正の動きが
広がりましたが、
それでも、埼玉県議会が今年2月、
女性職員がお茶を出す慣例を
「ようやく」廃止するなど、
様々な場面で古い価値観が
残っている実態が浮かびます。

いつまでもウトガリアなんですね。
どうも否定的イメージで
ウトガリアを使ってしまうのは
なぜなのでしょう。
それはやはり、
「ありがとう」の
反対だからでしょうね。
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