お願いフルーツ「その他」
杉田玄白の養生七不可
ラジオのお仕事をしていますと、
新聞記事をそのまま紹介することも
あるにはあるんですが、
私は、それの何が
面白いのかと思ってしまうので、
(だってそれなら新聞読めばいいじゃない)
新聞記事を紹介するにしろ、
そこから派生した情報を
何かしら+しないことには、
自分のなかで
納得できないところがあります。
だからといって、
0から何か情報を
生み出すことはできないので、
1次情報として新聞は
もちろん頼りにするのですが、
そこからどれだけ、
2次3次とオリジナルの情報を
加えることができるか
というのが大事になってくるのです。
同じラジオ局で
毎日朝から晩まで生放送がありますので、
紹介するネタも被ることも多いのですが、
なんか今日は一日中同じ話してるよな~
ということに
なってしまうことも多々あります。
ちょっと前、
ドラえもんの誕生日の日は、
なんの縁もないのに
ずっとドラえもんの話だったので、
ドラえもんが大好きな私でさえ、
少しばかり辟易としました。
まあ、そのときは
私の担当する朝の番組でも、
ドラえもんの誕生日については
触れたのですが。
たまに、
朝から晩まで同じ記事を引用して
話しているときなんかは、
非常に残念な気持ちになるので、
なるべく、あまり被らないように・・
ということで、
全国各地の新聞コラムを
読み漁っているのです。
9月10日の「佐賀新聞」に
杉田玄白の「養生七不可」について
書かれていました。
『解体新書』で知られる杉田玄白は、
70歳の古希を迎えるにあたり、
「養生七不可」というものを推奨しました。
健康であるための七つの戒めです。
●「昨日の非を悔恨すべからず」
(昨日の失敗は後悔しない)
●「明日の是を慮念すべからず」
(明日のことは心配しない)
最初の二つがこちら。
過ぎたことはくよくよするなよ、
先のことをあれこれ案じすぎるなよ・・
なんとなく気持ちが楽になる気がします。
佐賀新聞には七つのうち、
上記二つしか紹介されていなかったので、
そうなると残り五つ、気になりますよね。
これを調べて紹介できれば、
オリジナル度が上がります。
その前に佐賀新聞のコラムを
引用していることも、
京都のラジオ局であることを考えれば、
割とオリジナルだと思うのですが。
というわけで、
残り五つはというと、
●「飲と食とは度を過ごすべからず」
(飲むのも食べるのも度をすぎない)
●「正物に非ざれば、
いやしくも食すべからず」
(変わった食べ物は食べない)
●「事なき時は薬を服すべからず」
(なんでもないのにむやみに薬を飲まない)
●「壮実を頼んで房をすごすべからず」
(元気だからといって無理しない)
●「動作を勧めて、安を好むべからず」
(楽をせず適当に運動を)
これだけ紹介するのでも
十分面白いと思うのですが、
今回、ラッキーだったのは、
「養生七不可」を検索したら、
「現代版養生七不可」
というものがヒットしたんです。
杉田玄白の「養生七不可」にあやかり、
玄白の没後200年にあたる2017年に、
福井県小浜市が、
この「現代版養生七不可」を
全国公募しました。
1000件を超す応募があり、
そこから七つが決まったそうです。
この「現代版養生七不可」は、
●夫婦、親子、考え違って当たり前
一致せずともこだわるべからず
●失敗、後悔、スマホ、
下ばかり向くべからず
●食べたもので自分が
できているのを忘れるべからず
●「いただきます」「ごちそうさま」
手を合わす感謝の心忘れるべからず
●行事食 未来に伝承、
古き心を忘れるべからず
●人と語り、物を見て、事を知る
自ら無感心になるべからず
●幸福にめぐり会いたいなら
笑顔忘れるべからず
新聞記事をまるごと引用してるだけなら、
こういう面白いネタには
絶対にたどり着けないんですよね。
偶然を引き寄せる必然。
これを大事にしていれば、
ラジオもまだまだ面白い。
新聞記事をそのまま紹介することも
あるにはあるんですが、
私は、それの何が
面白いのかと思ってしまうので、
(だってそれなら新聞読めばいいじゃない)
新聞記事を紹介するにしろ、
そこから派生した情報を
何かしら+しないことには、
自分のなかで
納得できないところがあります。
だからといって、
0から何か情報を
生み出すことはできないので、
1次情報として新聞は
もちろん頼りにするのですが、
そこからどれだけ、
2次3次とオリジナルの情報を
加えることができるか
というのが大事になってくるのです。
同じラジオ局で
毎日朝から晩まで生放送がありますので、
紹介するネタも被ることも多いのですが、
なんか今日は一日中同じ話してるよな~
ということに
なってしまうことも多々あります。
ちょっと前、
ドラえもんの誕生日の日は、
なんの縁もないのに
ずっとドラえもんの話だったので、
ドラえもんが大好きな私でさえ、
少しばかり辟易としました。
まあ、そのときは
私の担当する朝の番組でも、
ドラえもんの誕生日については
触れたのですが。
たまに、
朝から晩まで同じ記事を引用して
話しているときなんかは、
非常に残念な気持ちになるので、
なるべく、あまり被らないように・・
ということで、
全国各地の新聞コラムを
読み漁っているのです。
9月10日の「佐賀新聞」に
杉田玄白の「養生七不可」について
書かれていました。
『解体新書』で知られる杉田玄白は、
70歳の古希を迎えるにあたり、
「養生七不可」というものを推奨しました。
健康であるための七つの戒めです。
●「昨日の非を悔恨すべからず」
(昨日の失敗は後悔しない)
●「明日の是を慮念すべからず」
(明日のことは心配しない)
最初の二つがこちら。
過ぎたことはくよくよするなよ、
先のことをあれこれ案じすぎるなよ・・
なんとなく気持ちが楽になる気がします。
佐賀新聞には七つのうち、
上記二つしか紹介されていなかったので、
そうなると残り五つ、気になりますよね。
これを調べて紹介できれば、
オリジナル度が上がります。
その前に佐賀新聞のコラムを
引用していることも、
京都のラジオ局であることを考えれば、
割とオリジナルだと思うのですが。
というわけで、
残り五つはというと、
●「飲と食とは度を過ごすべからず」
(飲むのも食べるのも度をすぎない)
●「正物に非ざれば、
いやしくも食すべからず」
(変わった食べ物は食べない)
●「事なき時は薬を服すべからず」
(なんでもないのにむやみに薬を飲まない)
●「壮実を頼んで房をすごすべからず」
(元気だからといって無理しない)
●「動作を勧めて、安を好むべからず」
(楽をせず適当に運動を)
これだけ紹介するのでも
十分面白いと思うのですが、
今回、ラッキーだったのは、
「養生七不可」を検索したら、
「現代版養生七不可」
というものがヒットしたんです。
杉田玄白の「養生七不可」にあやかり、
玄白の没後200年にあたる2017年に、
福井県小浜市が、
この「現代版養生七不可」を
全国公募しました。
1000件を超す応募があり、
そこから七つが決まったそうです。
この「現代版養生七不可」は、
●夫婦、親子、考え違って当たり前
一致せずともこだわるべからず
●失敗、後悔、スマホ、
下ばかり向くべからず
●食べたもので自分が
できているのを忘れるべからず
●「いただきます」「ごちそうさま」
手を合わす感謝の心忘れるべからず
●行事食 未来に伝承、
古き心を忘れるべからず
●人と語り、物を見て、事を知る
自ら無感心になるべからず
●幸福にめぐり会いたいなら
笑顔忘れるべからず
新聞記事をまるごと引用してるだけなら、
こういう面白いネタには
絶対にたどり着けないんですよね。
偶然を引き寄せる必然。
これを大事にしていれば、
ラジオもまだまだ面白い。