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何をどう見るかによって見え方は変わる

何をどう見るかによって見え方は変わる
今日は10月13日。
後輩の誕生日です。
なんの感慨もありません。

そんなことよりも、
4年前の10月13日、
ボブディランがノーベル文学賞を
受賞しました。
この4年前といえば、
ユニークな科学研究などに贈られる
「イグ・ノーベル賞」では、
前かがみになって股の間から見ると、
実際より小さく見える
「股のぞき効果」を実験で示した
東山篤規立命館大学教授と
足立浩平大阪大学教授が
「知覚賞」を受賞しました。

何をどう見るかによって
見え方が変わるんですね。

10月7日の伊勢新聞のコラムにも
興味深いことが書かれていました。
平成13年、中央省庁の再編で、
旧厚生省と労働省が合併して、
厚生省の児童家庭局と労働省の女性局が、
雇用均等・児童家庭局へ
統合されたんですが、
旧児童家庭局は子育て支援、児童福祉、
保育行政が中心、
いっぽう旧女性局は
男女の機会均等政策や
仕事と家庭の両立支援など、
働く女性のための施策を
推進していましたので、
女性に対する見方が
「水と油」ほど違ったといいます。

何をどう見るかによって
見え方が変わるんですね。

ほかにも、
同じ絵なのに奥を向いている
若い女性に見えたり、
横顔の年老いた女性に見えたりする
絵なんかもありますよね。
どちらが正しくてどちらが間違いで・・
ということはなく、
どちらも正しいのに目の付け所によって、
答えが変わってくるわけです。

アメリカ大統領選を例に出すまでもなく、
主張が先鋭化しがちな昨今。
こういうことを言うと
しらじらしい気もするし、
無責任と捉えられるのかもしれませんが、
互いに歩み寄る姿勢が
あってほしいものです。

自分も何をどこからどう見るかによって
見え方が変わるのだということは
肝に銘じておきたい。
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