お願いフルーツ「その他」

ライスカレーとカレーライス

ライスカレーとカレーライス
食欲の秋。
老若男女問わず、
食欲をかきたてる料理に
カレーライスがあります。
何年くらい前でしょうか、
かつてはライスカレーという言葉も
よく耳にしました。
果たしてカレーライスと
ライスカレーは同じものなのか、
別物なのか・・

何月何日の何新聞のコラムか
忘れたのですが、
そんなことが書かれていました。

「ハウス食品」のホームページによると、
時代的にはライスカレーのほうが
先に出てきた言葉であり、
一般的にはライスカレーのほうが
主流だったそうです。

その「ライスカレー」という呼び名は、
いつ誰が付けたのか?
札幌農学校の創設者
(少年よ大志を抱けで有名な)
クラーク博士だという説もありますが、
クラークが来日する以前、
1874年(明治6年)には
陸軍幼年生徒隊の食堂のメニューに
「ライスカレー」が登場していることから、
クラーク博士が
名付けたわけではないようです。

しかし、
どちらともが、
知らずうちに「ライスカレー」と
言っていたのであれば、
それはそれで興味深いですよね。
全国各地の川辺に河童伝説があるように、
どこから伝播したわけでないのに、
陸軍幼年生徒隊もクラークも
ライスカレーと呼んだのだとすると、
それはそれで面白いし、
どこかで点と点が線で繋がるとすると、
それもそれで面白い。

なんにせよ、
ライスカレーが
カレーライスにとってかわられたのは、
いつのことなのか・・
今ではライスカレーという呼び方は
すっかり耳にしなくなりました。
これも「あたらしい」と
「あらたしい」のように、
時を経て言いやすいほうに
変わっていったのでしょうか。
それともライスカレーが廃れたのには、
別のなんらかの事情があるのでしょうか。

特別何に役に立つとかは無い学びにも、
人の好奇心をかきたてるという、
大事な大事な役目があります。
それは人の根源的欲求と
いっていいものです。
無駄なものを無くすべし!といって、
削減していけば、究極的には
人間が要らなくなってしまいます。

そういうところを
もうちょっと考えていただきたいものです。
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