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古畑任三郎に学ぶウイルス対策

古畑任三郎に学ぶウイルス対策
国の飲食支援事業「GO TO EAT」で、
購入額の25%を上乗せする
プレミアム食事券の利用が、
京都府では おととい、スタートした。
「GO TO TRAVEL」も含め、
新型コロナウイルスの感染対策は
続けながら、経済を刺激する、
そのバランス感覚が
今後も必要になるのは間違いない。

思い出すのは古畑任三郎シリーズで、
坂東八十助演じる
将棋の米沢八段が犯人の回。
ちゃんとした台詞までは覚えていないが、
米沢八段が古畑に
「将棋で無敵の型って
どんな型かわかりますか」
というようなことを聞く。
古畑がわからないというと、
「何も動かさない最初の陣形が
一番隙のない陣形だ」というのだ。
※もう一度言うがちゃんとした台詞は
どうだったかわからない。

新型コロナウイルスの感染対策で、
何もせず家でじっとしているのが、
まさに将棋でいう最初の陣形だろう。
しかし、将棋と同じで
人は動かなくてはならないものだ。
一つ動くごとに隙ができる。
隙だらけではあっという間に
王将を取られてしまう。

詰みである。

この詰みの状態がいわば
ウイルス感染ということだ。
いかに隙を見せず、動きながら、
経済を刺激して、
将棋を成り立たせなければならない。
この対局は終わりが見えないし、
どうしたら勝ちなのかもわからない。
ただ、負けのカタチだけが
はっきりしているのだ。

終わりのない戦いなのに、
油断すると、即座に詰んでしまう。
ウイルスは飛車にもなり角にもなり、
桂馬のように高跳びもするし、
金や銀になることもあれば、
歩だと思っていたのに
ひっくり返ってと金になったりもする。
金というより、むしろ菌だ。
縦横無尽に盤上を動き回る菌だ。
しかし、縦横無尽とはいえ、
少なからず動き方には
法則があるのも見えている。

我々はとにかく王将をとられなければよい。
そこだけを考えて、
常に最善の一手を
打ち続けなければならないのだ。
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