お願いフルーツ「その他」
遠くなる背中
木曜日は長男の合唱団の日なので、
送り迎えをします。
ゆくゆくは
一人で行かないとならないから、
昨日は会場の手前の信号を
渡る前にお別れしました。
横断歩道を向こう岸へ進む彼を
写真におさめようとした頃には
ずいぶん小さくなってしまいましたが、
紫色のリュックの存在感が、
彼の幼さのように見え、
それも遠からず失くなってしまうのかと、
いま思えば、
そんなことを考えながら、
信号を渡り切ったあと、
会場の入口まで
ダッシュする彼を見つめていました。