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映画『ホモ・サピエンスの涙』

映画『ホモ・サピエンスの涙』
鬼滅の刃の劇場版を観るまでには
アニメ版を観ておくか、
またはコミックを7巻くらいまで
読んでおくほうがよい、ということは、
公開後にあらゆる方面から聞いているので、
ほほー、そうまでしないと
楽しめないような映画を上映するとは、
ずいぶん強気じゃないか。
なんて思っておりましたが、
まさか、これほどまでにヒットするとは。

しかも、おそらく、
情報をシャットアウトしていない限り、
アニメなり漫画なりを観ておくほうが
よいということは、
誰でも知っていることなので、
それをみんな済ませてから
観てるわけですよね。

いずれ私も前段階を無事済ませてから
無限列車に乗り込もうと
思っているのですが。

今回本題は鬼滅の刃の話ではない。
鬼滅の刃なら、予習の仕方はまぁわかる。
しかし、昨日観た
「ホモ・サピエンスの涙」は、
予習するとすれば、
どんなことを
しておけばよかったのでしょう。

せめて、ロイ・アンダーソン監督のこととか
スウェーデンやドイツ、
ノルウェーなどの映画事情とか?
そういうことを勉強しておいたほうが、
よかったのかしら。

いや、むしろ私は、
この映画こそ、
なんの予習もなく観るべき映画であり、
そうやって観ることができて、
よかったのではないかと思っています。

思えば何かの作品を観るとき、
私たちは、まず、
わかるかわからないかを判断し、
わかるものをさらに、
面白いか面白くないかで判断する。

でも、その2段階の判断のおかげで、
わからないけど面白いものには、
なかなか触れることができない。
これは実にもったいないことではないのか。

この映画は、私にとって、
わからないけど面白いものでした。
それでいいと思いました。
こういう映画ほど、
映画通の人たちが、
「わからない」というと、
いろいろと説明してくれるのですが、
おまえのそのつまらない
手垢にまみれた説明で、
せっかくの傑作を汚さないでくれ!
と思います。

わからなかったけど、
今年観た映画のなかで、
いちばん印象に残る映画でした。

映画って面白いね。
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