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12月1日は映画の日

12月1日は映画の日
今日12月1日は「映画の日」。
神戸の神戸倶楽部で
1896年(明治29年)11月25日から
29日にかけて
日本で初めて映画が
一般公開されたことに由来する。

まったく12月1日は
関係ないじゃないかと思うのだが、
なんでも、11月25日では半端だから、
12月1日がキリがいいという理由で、
12月1日が記念日とされたらしい。

11月25日を
半端だと思う感覚がよくわからない。
コロナ禍にあって、
外国人であるという理由で
入店を禁止したお店に感じた
よくわからなさと
似ているような気もするが、
まったく違うもののような気もする。

それはさておき、
とにかく12月1日が「映画の日」になった。
キリがいいからというのであれば、
1月1日にでもすりゃいいじゃないかと
思わなくもないが、
あまり文句ばかり言いすぎて、
映画の日を12月1日に制定した人が、
怖いお兄さんだったりしたらイヤなので、
このくらいにしておく。

ちなみに、
この神戸倶楽部で公開されたのは、
現在のスクリーンに
映写されるタイプではなく、
1人ずつ覗き込んで見る
「キネトスコープ」と
呼ばれるものだったらしい。

映画といえば。
10月23日の「中国新聞」のコラムによると、
日本の宇宙開発をリードした
工学者の糸川英夫氏は、
知人との待ち合わせ時刻まで
30分だけ時間があるとき、
あえて映画館に飛び込んだんだそうだ。

途中からか、尻切れか。
そんな細切れの映画鑑賞を各地で繰り返し、
後日、記憶のなかで
シーンをつなぎ合わせて楽しんだとか。

いまは途中入場を規制している
映画館のほうが多いと思うので、
糸川さんの真似をすることは、
なかなか難しい。
とはいえ、面白い時間の潰し方だとは思う。
ただ、同じ映画を全部観終えるのに、
2時間の作品なら単純に計算して、
4回分の料金が必要になるから
高い買い物だなとも思う。
賢い人はそういうことを
あまり考えないのかしら。

それにしても、
途切れ途切れのシーンを
自分のなかでつなぎ合わせるとは、
それはそれで才能が
必要なことのようにも思うが、
頭の中だけでオナニーをするのと
似ているのかもしれないな。
なんてことを書くと、
これまた糸川さんに失礼すぎるな。。

さて。
途切れるといえば・・
11月6日の「福島民報」のコラムにも
書かれていたが、
途切れなく連なっている様子が、
「終わりのないように」見えることから、
「永遠」や「繁栄」を表す縁起物とされ、
東京オリンピックのエンブレムにも
採用されたのが市松模様。

色の違う二種類の正方形または
長方形を互い違いに並べたデザインだ。
古くは古墳時代の埴輪にもみられるそうで、
『大辞林』によれば、
江戸時代中期の歌舞伎役者・佐野川市松が、
この柄の袴を用いたため、
その名が付いたという。

今年の映画界を語るうえで、
緑と黒の市松模様の羽織を着た
主人公の物語は欠かせないが、
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、
制限された映画館の座席表も
1席ごとに空席を設けているのが、
市松模様のようでもあった。

しかしながら、
新型コロナウイルスに対する不安は、
一抹どころではなく、
二抹三抹いやいやもっと、
抱えていかねばならないものなのに、
どういうわけか、政府の対応は
お粗末だったりするもので。
飛沫にも気をつけながら、
なんとか冬を乗り越えたいものである。
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