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周りで流行った就活用語ランキング

周りで流行った就活用語ランキング
新語・流行語大賞は「三密」が受賞したが、
マイナビが2021年卒の
就職活動生に聞いた
「周りで流行った就活用語ランキング」
はといえば、
こちらも今年の世相を
反映したものになった。

余談だが「就職活動生」を
「就活生」と略すことについて、
別に構わないとは思うのだが、
初出の際はしっかり
「就職活動生」と書きたい。
スマートフォンも
「スマホ」と書くのは2回目以降。
「ミスチル」もしかり。
こういう細かい部分は、
実は十人十色千差万別、
人それぞれであるため、
人に自分の作法を
押し付けてはならないとは思いつつ、
すご~く気になる部分ではある。
わからないけど結婚生活で大事なのって、
結局はこういうところが
合うかどうかなんだと思う。

さて、
「周りで流行った就活用語ランキング」
はといえば、
5位が「WEB面」
WEB面接の略だから
これも初出はちゃんとWEB面接と書きたい。

4位「ES」
これは例年通り。
エントリーシートの略である。
もちろんこれも初出は
「エントリーシート」でなければならない。

3位「お祈り」
こちらも例年通り。
不採用通知の「今後のご活躍を
お祈りしております」という一文から、
「選考で落ちること」を指すようになった。
芳香剤の匂いがトイレを
連想させてしまうようなものかしら。

2位は「ガクチカ」。
「ガクチカ」の「カ」は
「ちから」ではない。
かたかなの「カ」である。
「ガクチカ」は「学生時代に
力を入れていたこと」の略。

そして1位は「NNT」。
「無い内定」の略らしい。
おそらく「内々定」にも掛かっている。

かように、
若者からは新語が
鮭の産卵のようにどんどん生まれるが、
主としてそれは略語であるようだ。
略語を使いたがるおっさんは、
若者に理解を示していることの
アピールに使い、
かたくなに使わないおっさんは、
若者をみくびっている。
もしくは近頃の若い者は・・
と嘆くばかりか、
はたまた妙な対抗意識なのか。
自分より若いというだけで、
彼彼女らにマウントをとる
ヤングプレイニングおじさんもいる。
丘ほども高くない場所からでも
見下ろさずにはいられないものだから、
とにかく自分の下にいる者だけ
探しているゆえ、
上に広がる世界に見向きもしない
実にかわいそうなおっさんたちである。

私はといえば、
初出は略語を使わん!
などと頑張ってはいるものの、
9歳の長男のおしっこの勢いをみて、
フィジカルではもはや
ヤングには勝てないことを悟ってしまった。
せめて何か勝てるものをと探しながら、
こうして誰が読んでくれるとも
わからない文章を
書き続けながら、
どなたか名のある編集者の方の
目にでも留まって、
書くことを仕事に
できるようになれるといいな、
イノセントワールド。
果てしなく続くイノセントワールド。

やっぱりミスターチルドレンは最高やね。
ミスチルミスチル。
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