お願いフルーツ「その他」

映画『家なき子 希望の歌声』

映画『家なき子 希望の歌声』
恥ずかしながら、
『家なき子』といえば、
「同情するなら金をくれ!」のほうしか、
知らなかったので、
あの名作児童文学が感動の映画化!
と言われてもなー、
って感じで申し訳ないことです。

19世紀、フランスの作家
エクトール・マロによって発表され、
日本でも3回アニメ化されています。
そのアニメも私は知りません。
おかしいなー。
滋賀の田舎に育ったとはいえ、
テレビ大阪とサンテレビ以外は
全チャンネル映ったんですがね。

11歳の少年レミは、
南仏の農村で優しいママと
貧しいながらも幸せに暮らしていたのですが
出稼ぎから帰ってきた父親が、
とんでもないクズで、
「金がかかるだけのおまえみたいなもんは
家から出ていけ」とばかりに、
旅芸人にレミを売り飛ばしてしまいます。

実はママも父親も、実の両親ではなく、
捨て子だったレミは
父親に拾われたのでした。
それも産着が金持ちそうだったから、
実の両親にたかれるんじゃないか、という
父親の計算があったという、
どこまでもクズ中のクズ。
しかし、先程からクズだクズだと
書いておりますが、
時代背景などをしっかり把握したうえで、
現在の道徳観ではなく、
当時の道徳観でそういうところは
判断すべきだと思います。

それでもクズやと思いますが。

あのような男にだけは、
あのような男にだけは、
ならないでおこうと序盤に
心に誓ったのでありました。

話の面白さは折り紙付き。
間違いないです。
さすが語り継がれる名作。
吹き替えもなかなかよかったけど、
そこは好みでしょう。
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