お願いフルーツ「その他」

美しさは手に余る

美しさは手に余る
京都は今朝、初雪を観測しました。
いや、
京都では今朝、初雪が観測されました。
かな。
どっちでも意味は通じるから
構わないのだが。

寒い日は俵万智さんの代表作を思い出す。
「寒いね」と話しかければ「寒いね」と
答える人のいるあたたかさ

今年は「寒いね」もマスク越しだったり、
オンラインだったり、3mほど離れていたり。
「寒いね」が
普段と違った響きをもつ気がする。

今日は12月15日。
12月も半ばというだけでも
寒さが増すように思うが、
実際今日は日中も気温は
あまり上がらないらしい。

ところで1年はどうして12か月あるのか。
12月2日の「京都新聞」のコラムに
書かれていたところによれば、
365日の間に天空に輝くお月様は
およそ12回の満ち欠けを
繰り返すからなんだそうだ。
古くから月が暦の中心であったことを
物語っている。
それぞれの月の最初の日を意味する「ついたち」も、
「月が立つこと」を意味し、
「新月の誕生」に由来するという。

「月」のほかにも、
時間は「24時間」、分も秒もそれぞれ「60」で、
すべて「12の倍数」だ。
英語の数詞も「twelve」までが
一区切りになっている。
12は2、3、4、6で割り切れて、
とても美しい数字であるというのも
理由なんだそうだ。
じゃあ、なんで10進法が
主流なのかといえば、
これが面白くて人間の指が
10本だからではないか。
という分析がある。

美しさは人間の手に余るのだ。
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