お願いフルーツ「その他」

読書の記録 小松左京『復活の日』

読書の記録 小松左京『復活の日』
謎のウイルスに世界中の人々が、
次から次へと感染して、
南極の基地にいる人たち以外、
全世界の人が死滅するという、
恐ろしくも荒唐無稽で
現実ではありえないはずのSFが、
ずっしり響いてくるのは、
科学者たちを唸らせる
小松左京の驚くべき科学的知識の豊富さに
裏付けられたストーリー展開に加え、
現実世界のウイルス禍のためでしょうな。

だから読んだわけなんですが。

読んでたら、
一瞬「あれ?これって今の話かいな」と、
ほんまに一瞬ですけど、
錯覚してしまうって、
絶対いまの世の中、
おかしいことになってるよな。

それにしても、
ほぼ人類全滅という、
とんでもない話なのに、
最後の最後、
希望を見せてくれるのが素晴らしい。
TOP