お願いフルーツ「その他」

来年も祝日大移動

来年も祝日大移動
今夜はM-1グランプリ。
あの緊張感、ヒリヒリする感じが昔は、
たまらなく好きだったが、
いまは少し、しんどい。
お笑いって、あそこまで
ストイックにならないと
いけないものなんだろうか。
視聴者まで審査員みたいになって、
自分で採点なんかしちゃって、
審査員の皆さんの採点がおかしいと、
SNSで文句を垂れ流したりする。

そんなことを書いておきながら、
今夜はもちろん、M-1を見るし、
自分だってTwitterで
M-1のことをつぶやいたりするだろうけど、
なんか、もう少しみんなで
気楽にやれたらいいのにとも思うのだ。

ところで
12月のカレンダーを眺めてみると、
いまだにいつもより
黒色が多いような気がする。
どうしても12月23日は「祝日」という
イメージがいまだにある。
12月23日は上皇陛下の誕生日にあたるため、
2018年までは「天皇誕生日」として
国民の祝日になっていたが、
内閣府によると、退位されたことに伴い、
国民の祝日に関する法律が一部改正され、
令和では天皇誕生日の祝日が
2月23日になった。
すでに去年も12月23日は
「平日」だったわけだ。

その祝日が来年も
ゲルマン民族のように大移動する。
本来は10月11日の「スポーツの日」が、
東京オリンピック開会式の7月23日に。
前日の7月22日には
本来なら7月19日の「海の日」が移動。
閉会式の8月8日には
「山の日」が3日前倒しされる。
ゲルマン民族ほどの大移動は
スポーツの日くらいか。

休日にすることで、
都内の混雑回避や
警備の円滑化を図る目的だというが、
既存の祝日を移動させるなんて、
ケチくさいことはせずに、
祝日を増やしてしまえばいいのに。

それにしても、
本当の本当にオリンピックって
開催されるのかしら。
先月、東京で開かれた体操の国際大会
「友情と絆の大会」閉会式で、
内村航平選手が、
「東京オリンピックはできないではなく、
どうやったらできるかを
皆さんで考えてほしい。
やり方は必ずある。
どうか、できないと思わないでほしい」
と話していて、
それはまさにその通りなんだけども、
本当にそれを
考えなければならない人たちが、
ちゃんとそれを考えたうえで、
ゴーサインを出すのだろうか。

「東京オリンピックはできないではなく、
何がどうあってもやる」と
決めてしまっている人がいる気がする。
「どうやったらできるかを皆さんで考える」
までもなく、「やるといったらやる」と
決めてしまっている人がいる気がする。
「やり方は必ずある。
どうか、できないと思わないでほしい」
という部分にだけ強く頷いていたりする。

やるならやるでいいと思うが、
どうやったらできるかを
ちゃんと考えてほしい。
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