京都フルーツ

違いのわからない京都グルメリポート その2

違いのわからない京都グルメリポート その2
どうも、違いのわからない男、涌井です。
私がどれだけ違いのわからない男か?ですって?

三回、利きビールに挑戦し、
三回とも、エビスビールと
キリンの淡麗を逆にしていたくらいです。
つまり、淡麗を「エビスです」と言って出しても、
「さすがエビスだね」と
舌鼓を打てるレベルの男なのです。

そんな私、涌井ですが、
今日も「京都グルメ」の話題をお届けしましょう。

将棋の世界には
「勝って偶然、負けて当然」という
言葉があります。
私はこれを「古畑任三郎」の米沢八段の回で
知りました。
将棋で最もスキのない布陣とは、戦う前の状態。
つまり、最初に並べた形なのです。
一手指すごとに、そこにスキが生まれます。
「勝って偶然、負けて当然」というのは
そういうことです。

「京都グルメ」の話題といっておきながら、
いきなり将棋の話とは、
違いがわからないにもほどがある・・と
思われるかもしれませんが、
何が言いたいかと言いますと、
喫茶マドラグの玉子サンドは
将棋に似ているということです。

絶妙のスキのなさで、
パンとパンに挟まれた分厚い玉子。
その佇まいの美しさはモナ・リザに匹敵します。
私たちは 食欲の下僕となり、
この美しい黄金比を崩していかねばなりません。

一口食べるごとにカタチは壊れていきますが、
反比例するように私の食欲は増していきます。
最初、この玉子サンドに対峙したときは、
そのボリュームに面くらい、
果たして俺はこれを食べきれるのか?と
考えるのですが、
一口食べたが最後、
私は完食せずにはいられなくなります。

玉子を飛び散らせ、手をべたつかせ、
私は背徳感を飽和させながら、それでも、
もはやスキだらけになった玉子サンドに挑みます。
食べきったときには 今日も名勝負をありがとう、
と心の中で手を合わせるのです。
べたついた手を。

すっかりトリコになってしまった
喫茶マドラグの玉子サンド。
もちろん、コーヒーの美味しさはいわずもがな。

そして!!
明日配信の「お願いフルーツ」最新回では、
なんと、そんな「喫茶マドラグ」
山崎三四郎様をお迎えしまして、
人気の秘密に迫ります。
営業中にマドラグ店内で
ロケをさせていただきました。
この場を借りて、玉子サンド並みに厚く厚く、
御礼申し上げます。

また一つ、通いたくなるお店が増えてしまった。。
罪な街やで。京都。
詰みな味やで。マドラグの玉子サンド。
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