京都フルーツ

お願いフルーツの京都フルーツブログ編、今日は五山送り火です。

お願いフルーツの京都フルーツブログ編、今日は五山送り火です。
「お願いフルーツ」の「京都フルーツ」。
千年の歴史をもつ古都・京都には、
古くから受け継がれてきた風習や季節の行事が数多く残されています。

8月16日は「五山の送り火」。
京都市内を囲む五つの山に火を灯し、
お盆にお迎えしたご先祖様を再びあの世へと送りだします。

決して「大文字焼き」と言ってはいけません。
「大文字焼き」と言ったが最後、
ご先祖様でもないのにあの世へと送りだされた人々の存在を
私たちは決して忘れてはなりません。

美食家として知られ、「ハモ料理」を広めたとされる
西大路バレンティンの息子の西大路北男もその一人です。
西大路北男は 一言で言うと、とても「迂闊」な男でした。

床にバナナがあれば必ず滑り、
ペンキ塗りたてのベンチに座ることは2度や3度ではありません。
ある時は左の靴がアディダスなのに、右の靴がアシックスだったこともありました。
アイスコーヒーを上手くストローで飲むことができず、
ストローが左目に突き刺さってしまったこともあります。

そんな西大路北男ですから、
周りの人間も、毎日、次は何をしでかすのかと、
大変ひやひやしておりましたところ、事件は起きました。
西大路バレンティンが亡くなってから最初の五山の送り火の当日、
大文字山に「大」の文字が灯された瞬間に
生まれて初めてそれを見た北男が、
「山を焼いてはる。大文字焼きやなぁ」と口走った瞬間に、
北男は 北の方角から飛んできた毒矢に撃たれてしまいました。

西大路バレンティンが生きているうちは、
北男が送り火を見ることはありませんでした。
この迂闊な男は 送り火を見たら、必ず「大文字焼き」と言ってしまうだろうから、
私が生きているうちは決して北男には送り火は見せないと、
西大路バレンティンはひょっとすると、そんなことを思っていたのかもしれません。

京都に生まれて・・よかったぁ・・・・・。
「お願いフルーツ」の「京都フルーツ」。次回もどうぞ、お楽しみに。
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