京都フルーツ

ブログde京都フルーツ 「六波羅蜜寺」

ブログde京都フルーツ 「六波羅蜜寺」
先日アップした
「京都フルーツ」はご覧いただけましたか?
「お願いフルーツ」Youtubeチャンネルは、
登録者数が99名なのにも関わらず、
最新回の視聴回数は43回という、
なかなか寂しい結果になっています。
よければ、皆さんにもご覧いただきたく・・

さて、「京都フルーツ」で取り上げた
「六道珍皇寺」のすぐ近くに
「六波羅蜜寺」というお寺があります。
こちらは口の中から
ミニチュアの阿弥陀様を吐き出すことでおなじみ、
空也上人が創建したお寺です。

阿弥陀様を6体、口から吐き出している空也上人像、
このブログにアップすることができず、
残念ですが、教科書にも出ているくらい
有名な像なので、フルーティのみんなも
ご存知なのではないでしょうか。

もうおわかりの通り、
6体吐き出していることから、「六波羅蜜寺」です。
この像は運慶さんの弟子の康勝さんの作ですが、
康勝さんは美術室のようなアトリエに
空也上人を呼び寄せ、
阿弥陀様を吐き出したままの状態で、
空也上人を固定し、
康勝さんは空也上人像を彫り上げていきました。

彫り始めたとき、空也上人は8体、
阿弥陀様を吐き出していましたが、
康勝さんは じゃりン子チエのヒラメちゃん並みに
仕事が遅いため、
8体のうち、2体は消えてしまいました。
このため、できあがった頃には
2体になっていたというのは有名な話です。

8体のまま完成していたら、
お寺の名前も八波羅蜜寺だったかもしれませんね。

余談ですが、
長時間、モデルとして動かず、
じっとしていた空也上人は
すっかりお腹を冷やしてしまい、
しばらく下痢が止まらなかったといいます。
そんなところも、
ヒラメちゃんとテツのエピソードにそっくりです。
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