京都フルーツ

ブログde京都フルーツ「二寧坂」

ブログde京都フルーツ「二寧坂」
「お願いフルーツ」の「京都フルーツ」。
千年の歴史をもつ古都・京都には、
古くから受け継がれてきた
風習や季節の行事が数多く残されています。

面白い地名が多いのも、
長い歴史をもつ
京都ならではといえるかもしれません。
例えば「二寧坂」。

これは「産寧坂」の下にあるので、
「二寧坂」と呼ぶそうです。
あまり知られていませんが、
「産寧坂」の上には
「四寧坂」「五寧坂」「六寧坂」と続き、
「十八寧坂」まであります。
「十八寧坂」の次は
「十九寧坂」なのかと思いきや、
そうではなく、その坂の名前は
「何寧坂」といいます。
もはや、数字がわからなくなったため、
付けられたとされています。

「二寧坂で転ぶと二年以内に死ぬ」という、
古くからの言い伝えは有名ですが、
同じ理屈で、産寧坂で転ぶと三年以内に死に、
四寧坂で転ぶと四年以内に死ぬそうです。

そこから逆転の発想が生まれ、
高齢者の間では 明治以降、
十八寧坂で転ぶことが流行するようになりました。
あと1年生きながらえることができるかどうか・・
というような、おじいちゃんおばあちゃんが、
十八寧坂で転べば寿命が十八年延びると信じ、
転がりに出かけるようになったのです。

一説によると、
おじいちゃんおばあちゃんが、
喜び勇んで坂を転げ落ちる様子に
感銘を受けたボブ・ディランが作ったのが、
LIKE A ROLLING STONEだともいわれています。

夕暮れや、生きいそぐなよ、コロコロと。

京都に生まれて・・よかったぁ・・・・・。
ブログde京都フルーツ。
次回もどうぞ、お楽しみに。
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