お願いフルーツ「その他」

SEPTEMBER

SEPTEMBER
数日後にアップされるであろう
「京都フルーツ」でも、
少し話題にしていますが、
9月になるとラジオから、
アースウインド&ファイヤーの
「SEPTEMBER」を聴く機会が増えます。

ラジオ局には、
毎年、「ほんとは12月の歌なのに」という
ご指摘が、良識あるリスナーさんから届きます。

その通り。
アースウインド&ファイヤーの
「SEPTEMBER」は、
12月に9月の出来事を思い出している歌です。
ラジオ局は そのことを知ったうえで、
あえて、9月に
「SEPTEMBER」を使っているんです。

もし、歌詞のことを知らずに
9月にオンエアしているのであれば、
それは「勘違い」といえるかもしれません。

「勘違い」といえば、
日本語の使い方も気を付けなければなりません。
先日の「朝日新聞」に
掲載されていた例を引用しますと、
例えば2008年の8月、「福田康夫」元首相が、
北京オリンピックの選手団を
「せいぜい頑張ってください」と激励して、
その言い方が問題になりました。

いまは「せいぜい」は「たかだか」とか
「できるだけ」といった
否定的なニュアンスで使われますが、
福田元首相の世代では
「十分に」の意味で使われていました。
世間は福田さんの日本語の使い方によって、
ニュアンスを「勘違い」してしまったわけです。

ほかにも、お互いが
「勘違い」しやすい言葉に
「煮詰まる」があります。
「煮詰まる」という言葉は、
「行き詰ってアイデアが出なくなる」
という意味で使用する方がいるいっぽうで、
「結論に近づく」という意味でも使われます。
ある人が「ちょっと煮詰まってきちゃってさ」と
言った場合に、
どちらの意味で使用しているか?を
「勘違い」してしまいかねません。

いずれにせよ、
同じ言葉でも、時代が変わると、
用法・意味が変わる場合があります。
いつも、世間と密に接しておかないと、
置いてけぼりになってしまいます。

お願いフルーツも、
置いてけぼりを食らわないように、
ちゃんと世の中と
コミュニケーションをとっていきたいので、
引き続き、よろしくお願いいたします。

とりあえず、みんな
「クパる」をもっと使っていきましょう。
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