京都フルーツ

和菓子フルーツ 清浄歓喜団

和菓子フルーツ 清浄歓喜団
幸い、まだ消されておりません。
おそらく刺客たちが、
このブログを
チェックしていないのでしょう。

もう少し私の影響力が大きくなれば、
昨日のブログも世間にさらされてしまい、
刺客たちが寝首を
かきにくることでしょう。

死ぬときは
北斗有情拳でと願っていたのですが、
残念でなりません。

さて、スイーツに目がない
フルーティの皆さん、
京都といえば
「和菓子」も欠かせません。
なかでも古い歴史をもつ、
この和菓子をご存知でしょうか。

その名も「岩倉使節団」。
いや、間違えた「清浄歓喜団」です。

奈良時代、遣唐使が
日本へ持ち込んだ唐菓子です。
当時、唐菓子は
「からくだもの」と呼ばれ、 
主に天台宗、
真言宗などの密教のお供えものとして
使われていたそうです。
一般庶民はとても口にすることはできず、 
貴族のみに与えられた食べ物でした。

それにしても、
なんと強そうな名前でしょう。
「清浄歓喜団」。

「せいじょうかんきだん」と読みます。
7種類のお香が練り込まれたこし餡を、
米粉と小麦粉で作った生地で
袋型に包み込み、
上質の胡麻油で揚げてあります。

とにかく「複雑すぎる味」です。
複雑すぎると、逆にシンプルになる・・
ということを
体験したことはありませんか?

とても複雑な模様が
張り巡らされているアート作品も、
遠くから見れば、
ただ真っ黒に見えたり。
何回も転調が繰り返される楽曲は、
一周回ってわかりやすかったり。

「清浄歓喜団」も、
複雑な味が絡み合い、
上品で簡素な味わいに
仕上がっているように思います。
味と味がケンカをしないと、
こうもシンプルに
まとまるものなのですね。

亀屋清永でのみ
製造されている和菓子です。
京都に来られた際は是非、ご賞味あれ。

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