お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ 『お願いフェアリー』21巻

読書フルーツ 『お願いフェアリー』21巻
Twitterを通じて知り合うという、
とてもいまどきな出会い方をした
児童作家「みずのまい」先生の
『お願いフェアリー」
21巻が発売されました。

(実際に会ったことはまだない。
しかし暑中見舞いはもらった。
返していない。
ほんまにごめんなさい)

さて、『お願いフェアリー』は
同級生の男子「柳田」に想いを寄せる
小学生「いるか」の恋の物語です。
「いるか」の近くには、
いつも妖精(フェアリー)がいて、
恋の相談に乗ってくれたり、
的確なアドバイスをくれたりします。

21巻のサブタイトルは
「不思議の国のハロウィンナイト」。

「柳田」はハロウィンみたいな
イベントが苦手で、
もともと「いるか」には、
仮装なんかしないと
宣言していたのですが、
あることがきっかけで、
仮装してイベントにも
参加することになってしまいます。

そんな柳田だからこそ、
ハロウィンに向けた視線が、
どこか冷めていたりして、

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仮装っていうのは、
単に仮装するだけじゃだめなんだ。
撮影もふくめて楽しむのが、
この祭りの仮装なんだ。
仮装好きなやつらからすると、
おたがい、とりまくって
はじめて仮装は楽しめるんだ。

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こんなことを考えています。
いまやハロウィンなんて、
完全にSNSにアップするために
仮装してますよね。

人によっては、
「写真撮らないのに、
なんで仮装するわけ?」
って感じになるんじゃないですかね。

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いつもだったら、怒られたり、注意されたりすることが、すべて「トリックオアトリート」って言葉で、笑いとばされてしまう。
まるで、なにをやってもいい日。
それって、ある意味、こわい・・・。

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↑このセリフも印象的でした。
みずのまい先生自身の心の声ってのは
意外とこのあたりなのかなと、
勝手に想像してみたわけです。

児童書と侮るなかれ。
『お願いフェアリー』、名作です。
21巻まで出てるのには
ちゃんと理由がありますな。
後書きに「私の思い出」のことが
出てくるのも嬉しい。

嬉しいが、俺も出たい。
この場合、
『お願いフェアリー』ならびに
みずのまい先生が柳田で、
「私の思い出」が西尾さんで、
俺が「いるか」なんだな。

何を書いてるんや、俺は。









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