お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ 妖怪萬画

読書フルーツ 妖怪萬画
日本で古くから描かれてきた
妖怪画、妖怪絵巻について、
簡単に解説しています。

妖怪とか、
いわゆる「異形」ってやつには
親しみを覚えるんですよね。

妖怪たちって、
どこかコミカルで、
親しみやすさがあります。

弱者を切り捨てたり、
強者におもねったり、
自己を顕示してみたり、
他者を馬鹿にしたり、
そういう、
人間のよくないところが
妖怪たちには無いように思う。

姿カタチが異様なだけで、
内面は妖しくも怪しくもないんです。

見た目を妖怪みたいに
することは簡単ですが、
中身を妖怪のように、
整えることは
なかなかできないものです。

大人の世界には
妖怪よりも妖怪的なものが
蔓延っていて、
俺たちは
「大人になること」を
「妖怪的なことを受け入れること」
であると教育される。

悲しいかな、
それが「社会」だったりするけど、
なかには子供のままで
大人になってる人たちもいる。

私はそういう人であり続けたい。
妖怪画ってのは、
ひょっとすると、
描いた人のそんな思いが
込められているのかもしれないと
思いました。





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