京都フルーツ

喫茶店のお話シリーズ。

喫茶店のお話シリーズ。
喫茶店のお話。
 
明治末期から昭和にかけて、
パンorケーキをミルクと
一緒に飲むお店がありました。
「ミルクホール」です。
 
京都では円山公園に
「チチ・パン」という
ミルクホールがありました。
ラジオ塔の近くに看板を出して
営業していたそうです。
「チチ・パン」の「チチ」は
「乳」でしょうかね。
 
お乳。
どうしてこんなに
お乳のことが好きなんでしょうか。
 
さて、戦前の京都の喫茶店、
開店の歴史を見てみますと、
※ここでいう「戦前」は、
第二次世界大戦前のことであり、
応仁の乱前のことではありません。
 
昭和5年 1930年・・
「進々堂 京大北門店」
昭和7年 1932年・・
「スマート珈琲店」
昭和9年 1934年・・
「築地」「フランソワ喫茶室」
昭和13年 1938年・・
「喫茶 静香」などなど・・
 
代表的なところをあげると
こんな感じでしょうか。
これだけ名店が残っているのが
すごいことではありませんか!
 
歴史があり、しかも、
現存するお店というのは、
いずれも時代の変化に
合わせるところは合わせつつ、
それでいてぶれずに
営業されているお店ばかり。
名店ばかりです。
 
クラシック音楽が
名曲ばかりなのと同じで、
いまも営業しているというだけで、
名店であることは
間違いありません。
字面で「気になる」と
思ったお店に行ってみる・・
というのもいいかもしれません。
 
ジャケ買いみたいなもんです。
名店喫茶の「ジャケ買い」。
あなたも一杯、いかがかしら??
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