京都フルーツ

喫茶店のお話シリーズ。

喫茶店のお話シリーズ。
さて、喫茶店のお話シリーズ。
続いていますね。
これも前に一度
書いてるお店ですけど、
スマート珈琲店。
 
昭和7年1932年創業、
もとは「スマートランチ」という
洋食店でしたが、
戦後に「スマート珈琲店」に
なりました。
1階が喫茶、2階はランチ。
現在、改修工事中ですが、
10月29日に
リニューアルオープンします。

店長いわく、
「スタッフが出す雰囲気」
「店が出す雰囲気」
「お客さんが出す雰囲気」
この3つの雰囲気が
バチっと決まってるから、
いつもいい雰囲気なんだそうです。
 
モットーは
「客との距離は近すぎず、
遠すぎず、気の利いた
サービスを・・」
スタッフの教育で
大切にされているのは
「あいさつ」。

ただの「いらっしゃいませ」
「ありがとうございます」に
プラスして、
「いつもありがとうございます」「雨の中、ありがとうございます」など。
プラスアルファを大切に。
これって普段の
私たちの暮らしにとっても
大切なことなのかもしれない。
 
結局、人に愛される店や
人ってのは
そういうところ、
ちゃんとしてるんですよね。
 
料理もコーヒーも
代々受け継がれてきたもので、
「変えていない」
「変えるつもりもない」
「磨く」ことはあっても
「変える」ことはない。

名物はホットケーキ、
フレンチトースト、
タマゴサンドなどなど・・
特にホットケーキは
美空ひばりさんが
愛してやまなかったという逸品。
いまの3代めのオーナーの
おばあさま秘伝のレシピらしい。
 
代々受け継がれてるものは
もう一つ・・
「ものを売ってるんやない、
料理を売ってるんやない。
手間を売ってるんや」
という先代のお言葉。
これも美しい。
 
タマゴサンドなんかは
本来のふわっとした
仕上がりにならなかったら
「出さない」そうです。
厨房の裏のテーブルに
出せないタマゴサンドが
ぶわ~~~っと
並ぶこともあるらしい。

もちろん、
みんなスタッフで食べるそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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