京都フルーツ

喫茶店のお話シリーズ。

喫茶店のお話シリーズ。
喫茶店シリーズ、
おかげさまで続いております。
 
今日は六曜社。 
河原町三条にあるお店で、
地上店と
夜はバーになる地下店があります。
 
地上1Fが「六曜社珈琲店」 
三代目さん
(地下のマスターの息子さん)の
お店です。
コーヒーは「ブレンド」
1種類のみってのが硬派なの。
 
三代目さんは以前、
「前田珈琲」で
ちょっとだけ
焙煎のお手伝いをされていて、
明倫小学校跡にできた
「京都芸術センター」にある
「前田珈琲明倫店」の店長でした。
 
なぜ「前田珈琲」を選んだか。
いわく、「イノダコーヒ」の端正なおもてなしを尊敬してましたが、
イノダで働いてしまうと、
客として楽しめなくなるから・・
ということで、
前田珈琲を志願されたとのこと。
 
京都の名店の裏には
「イノダコーヒ」の影が
あることが多い。
余談ですが、前田珈琲は
創業者がイノダで
修行されています。
「前田珈琲」は家族でやっていて、
それが「素晴らしい!」
「大事にせな!」と
思ったそうです。
 
あと、「前田珈琲」の
ホールで働いていたときは、
「お客さんから何か
要望があったら、
どんなことでも断らずに、
まずは通せと。
できるかどうか判断して、
可能な限りは答えるから、
とにかく通せ」と。

その精神が自分で焙煎する
コーヒーを押し付けることなく、
訪れた人を大切にする
スタイルの基礎に
なったんだそうです。
 
その後、三代目さんは
「喫茶feカフェっさ」を
立ち上げましたが、
2013年に閉店、
六曜社の地上店を
営むようになりました。
 
コーヒーは飲む音楽である。
音楽が何かを
伝えるものであるなら、
一杯のコーヒーも、
それを差し出す相手に
何かを伝えるものです。
例えば、一粒のコーヒー豆に
関わった人たちの思い、
味と香りのハーモニー・・
 
何かの本に書いていた、
三代目さんの名言です。

ほんまはちゃんと
どの本を引用したか、
書かないといけないんやけど。。
申し訳ないです。
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