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喫茶店のお話シリーズ 六曜社地下店

喫茶店のお話シリーズ 六曜社地下店
六曜社の地下店へ行きました。
地下店はめちゃくちゃ久しぶりです。

カウンターに座ると、
目の前の棚には
ウィスキーがズラリ並んでいて、
白いマジックで名前が書いてある。
夜はバー営業されているそうですが、
常連さんの訪れる、
居心地のいい空間なんでしょうね。

なんかの本で読んだ、
地下店のご主人の言葉が
すごく好きで、いわく、
(喫茶店は)外国でしかできないものを
買ってきて売る仕事なんやから、
ごはんを食べられるくらい、
稼げたらそれでいいんやと。
貧乏暇なしでいいんですと、
おっしゃってました。

焙煎前と後にコーヒー豆を
一粒ずつ点検して、
欠点のある豆を取り除く作業を
「ハンドピック」といいますが、
これを欠かさず行うことで、
コーヒーに関わっている
最低賃金の人たちと
気持ちを同じにするんやとも、
書いていました。

すごいカッコいいことを
言う人やなぁと思って、来てみたら、
ほんまにカッコいい人やった。
カウンター越しに、
テキパキと手際よく、
次から次へと仕事を始め、
終わらせていく様がとてもよかった。

あんまりよくわかってないくせに
インドの深煎り、
コールドにしましたが、
なんか、濃くて苦くて、
子供の頃に背伸びして飲んだ
コーヒーを思い出すとき、
連想するような味でした。

六曜社は地下も地上も最高ですね。
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