京都フルーツ

大根焚き。

大根焚き。
クリスマスムード高まるなか、
京都の冬の風物詩として、
全国的に知られる行事のひとつに
大根焚きがあります。

「だいこだき」と読みます。
「だいこんだき」ではありません。

ラジオは聴覚に訴えるメディアです。
自然、読み方には気を使います。
「だいこんだき」などと
紹介しようものなら、
あちらこちらから、
ご指摘をいただくことになります。

余談ですが、
大原女は「おはらめ」と読みますが、
ややこしいからということで、
大原女に扮して大原を散策できる
「大原女まつり」の読み方を
地元大原の観光協会が、
「おおはらめまつり」に変えたので、
我々も「おおはらめまつり」と
紹介をしたところ、
何人かのリスナーさんから、
「おはらめじゃないのか」と、
ご指摘いただいたことがあり、
当の観光協会も、
数年後に結局、
「おはらめまつり」に戻した、
なんてこともありました。

さて、
「大根焚き」ですが、
京都では三宝寺、千本釈迦堂、
妙満寺、了徳寺などで、
12月に行われています。
※三千院では2月に開催。

有名なのは、
毎年12月7日と8日に行われる
千本釈迦堂の大根焚きでしょうか。
かつては四本の大根を
縦半分に切って八本にし、
切り口に梵字を書いてお供えして、
参拝者の悪魔除けとしていました。

のちにこの悪魔除けの大根は、
他の大根と一緒に焚きあげ、
参拝者に振舞われることになり、
これが大根焚きの始まりだと
されています。

いまもあらゆる病を取り除き、
健やかになるご利益があるとされ、
味付けした煮込み大根を
味わうことができます。

しかしながら、
毎年思うんですけど、
高いんですよね〜。
ま、高いと思うか、
安いと思うかはその人次第。
高いと思わない人が、
行くんでしょうね。

私もいつか、
行く日が来るのでしょうか。
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