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百万遍知恩寺の古本まつりで
買いました。
100円なり。

書いている人にとって、
どういう気持ちなのかは
わかりませんが、
買う我々にとっては、
安くで手に入るのは
ありがたいことです。

1985年頃の「現代」に、
「これ、要らないでしょ？？」
というものを、
全部で38個、一つずつ、
ぶった切っています。
その切れ味がなかなか鋭くて、
爽快感すら覚えます。
(なかには悪ノリが
過ぎるものもありましたが)

面白いのが、
いまなお、「要らない」という
意見を耳にする電信柱とか、
敷金とか、戒名とか、
そういったもののことを、
この当時、すでに「要らない」と
断じていること。

裏を返せば、
そんなに昔から
「要らない」とされていたものが、
まだ存在しているのは、
いったい何故なのか？
っていう話なんですが。

「血液型性格診断」も然り。
昔は「血液型人事」ってのが
あったんですね。
記事によると、
ミサワホームの子会社、
ミサワホームエンジニアリングで、
従来の販売部門に加え、
直工事部門を新設した際、
配属した7人のうち、
6人をAB型にしたそうで、
その理由として、
「AB型はクールで
調整能力があるので、
工務店の職人を動かすのが
うまいから」と書かれています。
のちに、基礎が固まってからは、
A型、B型も入れて
バランスをとったそうです。

こんなことが罷り通っていたとは、
にわかには信じられませんが、
まさか、いまも
こういうことってあるんでしょうか。
と、ここに思考が及ぶにいたり、
そういえば、
「血液型」か「性別」かの違いで、
某医学部がやっていることも、
変わらないじゃないかと思いました。

個人的には　
終盤に鈴木その子さんの、
「その子式ダイエット」を
ものっすごい切れ味で、
「ウソばっかり」と
一刀両断したうえで
さらに、ご本人へのインタビューが
掲載されていたのには
ハラハラしましたね。

全体を通して、
いまよりも、「表現の自由」が
あったように感じました。
昔はよかった・・とか、
そんなことを
言いたいわけではないのですが、
昔のほうが、おおらかな空気が
流れていたようにも思います。