お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ 『日本語と日本人』

読書フルーツ 『日本語と日本人』
2019年もインプットを大切に。
読書その1
『日本語と日本人』
対談集 司馬遼太郎

日本語について、
司馬遼太郎が小説家、俳人、
国語学者、民族学者等と語る対談集。

対談は私が生まれる4年ほど前に
行われています。
日本語とは?という、
堅苦しい話に留まりません。

トマトの細胞とハツカネズミの細胞を
くっつけちゃう実験をした教授の話は
先日のゲノムベビー問題に
通じるものがありました。

雲ヶ畑の志明院には
妖怪が出たんだけど、
あいつらは電気がキライだから、
寺に電気が点いていなくなった、
なんて話も出てきます。

ほかにも、流行りのバーは
三文字か五文字が多い。
二文字は縄文的でドロ臭く、
三文字や五文字ならハイカラになる。
パンタロンは五文字だから
ハイカラな感じがする。
ミニスカートは「ミニ」と
二文字に略すことで、
縄文的土着的な感覚を呼び起こし、
より肉感的になるとか、
だいぶイカれた対談ですよね。

薩摩は母音が三つしかないから
「西郷どん」が
「さいごうどん」じゃなくて
「せごどん」になるとか。
大河が終わったタイミングで、
この文章に
出会ったことにも驚きました。

今年は昨年に続き、
インプットを大事にしたうえで、
アウトプットも欠かさず、
そのうえで、昨年よりも、
少しでいいから、
特定の分野については、
深いところまで掘っていきたいです。

「日本語」とか「京都」とか、
やっぱりそんなとこですかね。
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