お願いフルーツ「その他」
読書フルーツ『女の旅じまん』
2019年 読書その11『女の旅じまん』
エッセイストの酒井順子さんが
OL時代の経験をもとに、
海外旅行好きな「オーエル」の生態を
ユーモアを交えながら、
書いているエッセイ集です。
いまはなき、90年代初頭に
存在していた
『ガリバー』という雑記で
連載されていました。
酒井順子さんのエッセイは
私、けっこう好きで、
他にも いろいろ読んでいます。
昔、満員電車のなか、
母親とその子供がいて、
母親が自分は立ったまま、
子供を座らせているのをみて、
「いやいや、疲れてるのは
母親のほうなんだから、
子供は立たせておけよ」というような
意見を書いておられるのを読んだとき
すごく、この人のことを
好きになったのを覚えています。
視点が独特なので、
安心するというと変なんですが、
「あ、みんなと同じじゃなくても
いいんや。」って思わせてくれる。
そのうえ、
文章は読みやすく、
いい具合に毒や偏見があり、
こういうのを
「ウィットに富んでる」とか、
言うんですかね。
まぁ、ひとことで言うと、
とても「波長が合う」。
ならほどな〜と思ったのは、
海外旅行の土産話ほど、
苦痛なものはない。という話。
人の見た夢の話と同じで、
当人が思ってる面白さは、
我々には絶対に伝わらない。
ただ、だからこそ、
土産話が面白くないからこそ、
日本人の海外旅行熱が
上昇するのではないか?
っていう結論付けが、
酒井順子節だなぁと思ったのです。
こういうところが好きなんです。
バブル期終盤あたりに
書かれているものなので、
時代の匂いを感じられるのもいい。
いまの時代なら、
どんなことを書くのでしょうか。
2019年版の『女の旅じまん』も
読んでみたいものです。
エッセイストの酒井順子さんが
OL時代の経験をもとに、
海外旅行好きな「オーエル」の生態を
ユーモアを交えながら、
書いているエッセイ集です。
いまはなき、90年代初頭に
存在していた
『ガリバー』という雑記で
連載されていました。
酒井順子さんのエッセイは
私、けっこう好きで、
他にも いろいろ読んでいます。
昔、満員電車のなか、
母親とその子供がいて、
母親が自分は立ったまま、
子供を座らせているのをみて、
「いやいや、疲れてるのは
母親のほうなんだから、
子供は立たせておけよ」というような
意見を書いておられるのを読んだとき
すごく、この人のことを
好きになったのを覚えています。
視点が独特なので、
安心するというと変なんですが、
「あ、みんなと同じじゃなくても
いいんや。」って思わせてくれる。
そのうえ、
文章は読みやすく、
いい具合に毒や偏見があり、
こういうのを
「ウィットに富んでる」とか、
言うんですかね。
まぁ、ひとことで言うと、
とても「波長が合う」。
ならほどな〜と思ったのは、
海外旅行の土産話ほど、
苦痛なものはない。という話。
人の見た夢の話と同じで、
当人が思ってる面白さは、
我々には絶対に伝わらない。
ただ、だからこそ、
土産話が面白くないからこそ、
日本人の海外旅行熱が
上昇するのではないか?
っていう結論付けが、
酒井順子節だなぁと思ったのです。
こういうところが好きなんです。
バブル期終盤あたりに
書かれているものなので、
時代の匂いを感じられるのもいい。
いまの時代なら、
どんなことを書くのでしょうか。
2019年版の『女の旅じまん』も
読んでみたいものです。