お願いフルーツ「その他」
読書フルーツ『全日本食えば食える図鑑』
2019年 読書その12
『全日本食えば食える図鑑』
椎名誠さんが、
日本全国の「奇食珍食」、
つまり「ゲテモノ」食いに
チャレンジする紀行文集です。
ゴカイやらウミヘビやら
イソギンチャクやら、
正直「絶対食べたくない」ものばかり
椎名さんが食べるんですが、
面白いもので読んでいるうちに
一度くらいなら、
食べてみてもいっかな?
なんて気になります。
単なるゲテモノ食い歩き紀行ではなく
この地方では、
どうしてこんなものを
食べるのか?という、
地方ごとの文化について、
掘り下げているのが、
この本のポイントだと思います。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
インディオが猿を食べるのは、
他にこれといった食料になる
獣がないからで、
イヌイットがアザラシを
生食するのも似たような理由だし、
加えて野菜を食べないかれらは
肉を生で食うことによって
ビタミンを得ている。
だから彼らのそうした食習慣を
決してゲテ食とは思わないが、
中国人が広州あたりで
昔やっていたという、
生きた猿の頭を輪切りにして
その脳みそをスプーンで
すくって食うというのは、
(それが本当のことなら)
ゲテ食中のゲテだと思う。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
同じ理屈で椎名さんは、
日本の「活け造り」も
ゲテ食中のゲテだと書いていますが、
いやはや、納得。
ゲテ食ってのは
食べ物そのもののことではなくて
食べ方に問題があるんですよね。
それで私、
個人的に思い出したのは
魚の雌のハラワタをくり抜いて、
そこに明太子を詰めた料理。
あれは胸が苦しくなります。
我が卵が詰まってたところに、
なんでわざわざ、
別の卵を入れて食うねん。
あれもいわゆる
ゲテ食なんじゃないかな。
なんにせよ、
こういう本を読んでいると、
旅がしたくなりますね。
半径5mくらいの常識でしか
生きていないから、
違う文化に触れて、
一から十まで驚きたい。
『全日本食えば食える図鑑』
椎名誠さんが、
日本全国の「奇食珍食」、
つまり「ゲテモノ」食いに
チャレンジする紀行文集です。
ゴカイやらウミヘビやら
イソギンチャクやら、
正直「絶対食べたくない」ものばかり
椎名さんが食べるんですが、
面白いもので読んでいるうちに
一度くらいなら、
食べてみてもいっかな?
なんて気になります。
単なるゲテモノ食い歩き紀行ではなく
この地方では、
どうしてこんなものを
食べるのか?という、
地方ごとの文化について、
掘り下げているのが、
この本のポイントだと思います。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
インディオが猿を食べるのは、
他にこれといった食料になる
獣がないからで、
イヌイットがアザラシを
生食するのも似たような理由だし、
加えて野菜を食べないかれらは
肉を生で食うことによって
ビタミンを得ている。
だから彼らのそうした食習慣を
決してゲテ食とは思わないが、
中国人が広州あたりで
昔やっていたという、
生きた猿の頭を輪切りにして
その脳みそをスプーンで
すくって食うというのは、
(それが本当のことなら)
ゲテ食中のゲテだと思う。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
同じ理屈で椎名さんは、
日本の「活け造り」も
ゲテ食中のゲテだと書いていますが、
いやはや、納得。
ゲテ食ってのは
食べ物そのもののことではなくて
食べ方に問題があるんですよね。
それで私、
個人的に思い出したのは
魚の雌のハラワタをくり抜いて、
そこに明太子を詰めた料理。
あれは胸が苦しくなります。
我が卵が詰まってたところに、
なんでわざわざ、
別の卵を入れて食うねん。
あれもいわゆる
ゲテ食なんじゃないかな。
なんにせよ、
こういう本を読んでいると、
旅がしたくなりますね。
半径5mくらいの常識でしか
生きていないから、
違う文化に触れて、
一から十まで驚きたい。