お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ『ボーイフレンドは104さい』

読書フルーツ『ボーイフレンドは104さい』
2019年 読書その15
『ボーイフレンドは104さい』

ケガをして入院した
104歳のおじいちゃんと
同じ病気に入院している
近所のお嬢ちゃんの交流を
描いています。

もうちょっと
ネタに走っているのかと
思っていたのですが、
そっち方面の期待には
残念ながら答えてくれませんでした。

104歳にしては
おじいちゃんが元気すぎます。
どうして104歳にしたんでしょうか。
この設定なら、
84歳でも十分な気がします。

とはいえ、
昔と比べると、
おじいちゃんおばあちゃんは
元気になりました。

ビートルズに
When I'm Sixty Fourという曲が
ありますが、これって、
要するに
「僕がおじいちゃんになったとき」
ってことですよね。

でも、この曲が発表されてから
50年ほど経ってると思いますが、
いまや、64歳なんて、
まだまだ現役バリバリです。

この絵本の作者さんも、
そういった高齢化社会を
踏まえたうえで、
104歳くらいが妥当かと
思ったのかもしれません。

近い未来に、
どんどんおじいちゃんおばあちゃんが
元気になって、
104歳くらいでは、
まだまだ人生これから、という
時代が来るのでしょうか。

そうした未来を見据えて、
104歳に設定したのだとしたら、
作者はかなり、
野望に満ちた人間であるな。


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