京都フルーツ
市比賣神社のおみくじ。
祭神全てが女神のため、
女人守護で知られる市比賣神社は
私のような男が参ると、
周りの女性参拝客に
稀有なものを見る目で見られます。
いつもそわそわする神社です。
「市」が付いているように、
もともとは市場の守護神であり、
商売繁盛などのご利益も
あるはずなので、
必ずしも女性だけを守るような
神様ではないのですが、
実際、私のほかの参拝客は
全員見事に女性なのでした。
なんとなく、
入ってはいけないところに
入っているという、
申し訳なさが湧いてくるのですが、
決して女風呂を覗いているわけでも
女子トイレに
入ったわけでもないんだし、
堂々としていればいいものを、
なかなか、そうやって、
割り切れないところもあり、
いつも、そそくさと
立ち去ってしまう神社です。
しかし今年は
「おみくじ」という、
新たな使命を自らに課しているので、
これだけは しっかりと、
成し遂げねばと思ったのですが、
どこを見ても、
他の神社で見かけるあの箱がない。
宮司さんに尋ねてみると、
「そのお守りのなかに、
おみくじが入ってるんです」
とのこと。
見るとなんと900円!!
おみくじは
せいぜい200円が相場なので
さすがに少し怯みましたが、
それでも今年は おみくじを引くことを
自らに課しているのだから、
引かずにはおられません。
しかも、「900円」ってのが、
まぁ、ええか。。となる、
ギリギリのラインではないですか。
たぶん、
この葛藤をあの宮司は
見抜いてたんやろうなぁ。
恥ずかしい。
結果は「大吉」。
おもうがままになる運らしい。
なんか、ほんまに商売上手ですよね。
さすが、市場の守護神です。