京都フルーツ

太秦探訪その3 たぬき堂

太秦探訪その3 たぬき堂
太秦探訪その3。

大映通り商店街を
広隆寺に向けて歩くと、
「たぬき堂」という
本屋さんがあります。

京都の街を散策するなら、
お寺、神社、喫茶店、書店は
巡っておきたいというのが、
私の作った勝手なルールです。

よくある街の本屋さんですが、
名前に惹かれたのと、
ひょっとすると、
ここを逃すと書店はこのあたりでは
見つからないのではないか?
という不安もあり入店したら、
本のセレクトが、
なかなか面白かった。

レジでおじさんに話しを聞くと、
おじさんは2代目。
戦後に昭和二十何年かに
開店したそうで、
「古いんですね」というと、
首を横に振りながら、
「京都では戦後なんて最近ですわ。
和菓子の世界なんて、
老舗ていうていいのは
江戸時代創業の店だけです」と。

これまで、
噂でしか聞いたことのなかった
このセリフを実際に聞いただけでも
私は「たぬき堂」に入って
よかったなと思いましたね。
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