お願いフルーツ「その他」

読書フルーツ『ブーアの森』

読書フルーツ『ブーアの森』
2019年読書その31
『ブーアの森』

環境破壊に警鐘を鳴らす
「環境えほん」、
というのは読んでから知ったこと。

どうしてこの絵本を
手に取ったかというと、
それは 絵を描いているのが
忌野清志郎だからにほかならない。

忌野清志郎のことは
正直、あまり知らないけれど、
世の中のタブーをタブーとせず、
おかしいと思うことは、
しっかりと「おかしい」と
言える人っていうイメージです。

大人になるとみんな、
「皆まで言わずとも、
わかるよね?」っていうところで
行動をすることが多くなります。
あるいは黙り込む。

あらゆる圧力を跳ね除けて、
胸に秘めた正義のために
行動する純粋さ、エネルギーは
大人より、子供のほうが強いと思う。

忌野清志郎というのは、
名探偵コナンと逆で、
カラダは大人、頭脳は子供、
だったんじゃないでしょうか。

この絵本も、
そんな忌野清志郎らしい、
「大長編ドラえもん」にも似た
とてもわかりやすい
メッセージを
投げかけてくれる作品です。

「青臭い」とも取れる、
こういう主張を
大人が声高に叫んでいるっていうのを
「アホだな」と冷めた目で
見てしまうのが大人だというのなら、
私はずっと子供のままでいたいです。
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