お願いフルーツ「その他」

大きいか小さいかは自分で決めたい。

大きいか小さいかは自分で決めたい。
他人の「こだわり」や、
「大切にしていること」を
「ちっちゃ!」の一言で
片付けてしまう人がいる。

例えば。
私は 電話番号の「0」の読み方を
「ゼロ」にするか、
「レイ」にするか、を
クライアントの意向に関わらず、
局の姿勢として統一できないか、
ということで、
一度、局の方と、
言い争いになったことがある
と別の制作ディレクターに
話したときに「ちっちゃ!」と
一蹴されてしまった。

あれを言われるのが
私はとても嫌いだ。

嫌いだから我慢していることが
けっこうある。

例えば。
私は職場にバンドをやってる
後輩がいる。
後輩はバンドのライブがあるとき、
担当の番組を私と交代しないと
いけないときがある。
私は そのことについて、
何も不満に思ったことはない。

ただ、
そのライブのことを、
知らされる前に、
SNSで告知されているのを
先に見てしまうと、
順序が違うんじゃないか?と思う。

どうしてその日、
仕事を休むことを
私は そのバンドのライブ告知で
知らないといけないのか。

と、
いうことを、
私が言えば、
おそらく言葉にはせずとも、
「ちっちゃ!」と感じると思うから
私はこれを言えない。
言えないから、我慢している。

「ちっちゃ!」と言われるのも
思われるのも嫌いだ。

小さいか大きいか、
決めるのは私のはずだが、
みんな他人のそれについて、
どういうわけか、
自分で決めたがる。

人は自分の物差ししか持てない。
仕方のないこととは思いながら
どうにかならないものか、と
うじうじくよくよしている。

舞鶴のホテルの朝食が
美味しかったのに。
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