京都フルーツ

喫茶店のお話シリーズ 番外編

喫茶店のお話シリーズ 番外編
DRIP & DROP

河原町蛸薬師あたりにある
コーヒースタンドです。
VIVREがあったあたり、
といえばわかりやすいかしら。

私は どちらかというと、
「昭和」な感じが
溢れ出てしまっているような
「喫茶店」が好きなので、
あまり、こういったお店には
入らないのですが、
そうやって殻を作って閉じこもると
驚くほど視野が狭くなり、
融通の利かない頑固じじいに
なってしまうことを知っているので
こうして、
あえて「余計な一歩」を
踏み出すことにしています。

踏み出してみると、
意外と居心地がよかったりもします。

こちらのお店は
外に小さなテーブルが1台あるだけ。
コーヒーでも、
こういう言い方をするかは
わかりませんが、
「立ち飲みスタイル」です。
最近、こういうお店、
多いですよね。

コーヒーを
豆から しっかり意志をもって
選んでいるお店です。
少し前に行ったから
忘れてしまっていて
申し訳ないのですが、
その日はミャンマーのコーヒー豆と
もう一カ国、どこかのコーヒー豆が
おススメとのことでした。

おススメといわれても、
正直、どれがどうか、
よくわからないと思っていたら、
その2種類を
テイスティングさせてくれました。

これは有難い。
いつも、こうやって、
テイスティングを
させてくれるんですか?と
聞いてみたら、
「私はそうしてますけど、
他のスタッフは知りません」
とのことで、
ああ、こういうところも、
とても「いま」っぽいなあと、
それが不思議と
好感を持てたのでした。

いざ、テイスティング。
確か、片方は
「トマトのような味わい」
片方は「いちごのような〜」と
説明を受け、
いやいや、コーヒーがトマトて?
いちごて!?いやいやいやいや、
と思っていたのですが、
そうやって言われてから飲んでみると
あら不思議。
確かにトマトや
いちごの感じがするのです。

と、言うよりも、
この感じを「トマト」と
表現するのか〜!!という、
例えの「妙」が私には
とても響いたんですよね。

こういう表現のできる人が
おススメしているのだから、
美味しいにちがいない。
味の違いはわからなくても、
人の違いはわかります。

また一つ、
好きなお店が増えました。
ありがとうございます。
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