京都フルーツ
喫茶店のお話シリーズ 喫茶「静香」
喫茶「静香」
立命館の衣笠キャンパスに
通ってた(る)人には
割と馴染みの喫茶店では
ないでしょうか。
千本今出川西入ルにある
老舗の喫茶店です。
なにせ創業80年を越えています。
和菓子の店なら、
まだまだ老舗なんて
言えないのでしょうけど、
喫茶店なら
十分老舗の部類に入るでしょう。
ベッチンのイスやら蓄音機やら。
昭和の趣だらけの
レトロな喫茶店で、
昭和12年に静香という芸妓さんが
オープンしたのが始まりです。
レトロレトロと私たちは
言いますけれど、
当時は もちろんレトロではなく、
それはそれで、
最先端やったのでしょう。
場所柄、昔は
西陣織の職人さんたちの
溜まり場のように
なっていたそうです。
私が立命館大学生やった頃には
腰の曲がったおばあちゃんが
お店を切り盛りされていて、
(静香さんではないらしい)
それもまたこのお店がもつ
独特のオーラの源であったように
思います。
そう思ったのは
先日、久しぶりに行ったときに
おばあちゃんが、
いなくなっていたからです。
おばあちゃんがいなくなった静香は
なんか、途端に
昭和レトロな内装までもが、
「作られたもの」のように
なってしまっていました。
メニューは割と、
一新されているみたいで、
かつてはモーニングはなかったし、
いま、看板メニューになっている
フルーツサンドも当時は
なかったように記憶しています。
大幅にそうやって
変えているにも関わらず、
内装ほか、「雰囲気」というか、
「ぽい部分」だけ、
そのままにしているのが、
昔ながらのお客さんに向けた
エクスキューズのように感じ、
私の知ってる静香では
なくなったのだなぁと、
悲しくなりました。
完全にネガティブな感じで
書いてしまってますけど、
実際のところ、
悪くなったワケではありません。
むしろ、
メニューは豊富になり、
サービスは行き届き、
魅力的なお店になっています。
うまく、いまの流行のようなものを
取り入れておられるように思います。
その新しいものを
柔軟に取り入れていく姿勢と、
昭和レトロな雰囲気が
久しぶりに行ってみると、
自分のなかに
しっくり入ってこなかった、
というのが あったかもしれません。
こういうオールドファンがいるから
古き良き店を
受け継いでいく人は大変ですね。
応援しております。
ところで、
おばあちゃん、
元気なんかな。
立命館の衣笠キャンパスに
通ってた(る)人には
割と馴染みの喫茶店では
ないでしょうか。
千本今出川西入ルにある
老舗の喫茶店です。
なにせ創業80年を越えています。
和菓子の店なら、
まだまだ老舗なんて
言えないのでしょうけど、
喫茶店なら
十分老舗の部類に入るでしょう。
ベッチンのイスやら蓄音機やら。
昭和の趣だらけの
レトロな喫茶店で、
昭和12年に静香という芸妓さんが
オープンしたのが始まりです。
レトロレトロと私たちは
言いますけれど、
当時は もちろんレトロではなく、
それはそれで、
最先端やったのでしょう。
場所柄、昔は
西陣織の職人さんたちの
溜まり場のように
なっていたそうです。
私が立命館大学生やった頃には
腰の曲がったおばあちゃんが
お店を切り盛りされていて、
(静香さんではないらしい)
それもまたこのお店がもつ
独特のオーラの源であったように
思います。
そう思ったのは
先日、久しぶりに行ったときに
おばあちゃんが、
いなくなっていたからです。
おばあちゃんがいなくなった静香は
なんか、途端に
昭和レトロな内装までもが、
「作られたもの」のように
なってしまっていました。
メニューは割と、
一新されているみたいで、
かつてはモーニングはなかったし、
いま、看板メニューになっている
フルーツサンドも当時は
なかったように記憶しています。
大幅にそうやって
変えているにも関わらず、
内装ほか、「雰囲気」というか、
「ぽい部分」だけ、
そのままにしているのが、
昔ながらのお客さんに向けた
エクスキューズのように感じ、
私の知ってる静香では
なくなったのだなぁと、
悲しくなりました。
完全にネガティブな感じで
書いてしまってますけど、
実際のところ、
悪くなったワケではありません。
むしろ、
メニューは豊富になり、
サービスは行き届き、
魅力的なお店になっています。
うまく、いまの流行のようなものを
取り入れておられるように思います。
その新しいものを
柔軟に取り入れていく姿勢と、
昭和レトロな雰囲気が
久しぶりに行ってみると、
自分のなかに
しっくり入ってこなかった、
というのが あったかもしれません。
こういうオールドファンがいるから
古き良き店を
受け継いでいく人は大変ですね。
応援しております。
ところで、
おばあちゃん、
元気なんかな。